南キャン20周年、しずちゃんが考える芸人像「向いてなくてもいい」

2024.4.8 19:15

南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代。個展のなかでもお気に入りという、カピバラに似ているという夫で俳優の佐藤達をモチーフに描いた『お鍋はおいしいね』とともに!

(写真6枚)

■ 「芸人らしい武器は持っていない、でも…」

──そんな南海キャンディーズも結成20年を迎えました。その記念ライブ『南海キャンペーンズ』の舞台上で山里さんが「賞レースにも挑戦したい」と意欲を語っていらっしゃいましたが。

ネタ数も少ないし、ずっと舞台に立ち続けている人らも強いので、賞レースに出てもめちゃくちゃ惨敗する可能性は高い。でもそこに向かうことでこれまでとは違うものが見えるやろうし、コンビにとっては結果以上にそれに向かう過程が大事かなって。目標や課題を作らんとコンビのことをやらなくなる。だから賞レースは大事なんだろうなとは思っています。

「もし「自分は向いてないかも」となっても、「それでもやりたい」が上回るなら続けた方がいい」と語るしずちゃん

──・・・「しずちゃん、賞レース挑戦を表明」と書いていいですか?(笑)

そこまではちょっと・・・ふわっと書いてください(笑)。ただ『M-1』は毎年見ていますし、「自分も頑張りたいな」って。一方で「若いエネルギーやな。私もこういうときがあったな」と一歩引いて見ている自分もいます。みんなと同じような感覚で賞レースに参戦できるかとなると、正直難しいところもありますね。結局、なんでもそうですけど自分がやりたいかどうかですよね。

──確かに。

私は自分で芸人は向いてないと思うときもあるんです。おもしろいことが言えたり、笑わせたりする芸人らしい武器は持っていない…でも、だからといって芸人を絶対にやめなあかんわけじゃないから。わたしがやりたいことはお笑いですし、「こんな芸人がいてもいいんじゃないか」と自分では考えています。

ピンク色が好きで、よく使うと言うしずちゃん。自身が手掛けた絵本の主人公「Rちゃん(カマ)」とともに

──南海キャンディーズはまだまだ続きますね。

そうですね、ずっと続いてほしいです。

絵画個展『しずちゃんの、創造と破壊展』は「阪神梅田本店」(大阪市北区)の8階のハローカルチャーにて、4月9日まで開催中(入場無料、最終日9日は夕方5時で終了)。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本