大阪・京都どちらにもアクセス良好、枚方に139室の高層ホテル

2024.4.12 07:30

「カンデオホテルズ」が新複合施設「ステーションヒル枚方」内に6月30日に開業。最上階の露天風呂

(写真12枚)

京阪電気鉄道・枚方市駅直結の複合施設「ステーションヒル枚方」内にホテル「カンデオホテルズ大阪枚方」が、6月30日より開業する。1室1万6000円〜、全139室。最上階の26階部分には、天空のスカイスパが設置されている。

■ 手すりなし…開放感抜群の露天風呂

東海道56番目の宿場町として栄えた枚方の京街道と、奈良・大和への磐船街道の分岐点で歴史的にも交通の結節点である枚方市(ひらかたし)。大阪、京都どちらにもアクセス良好の位置にある。そんな枚方市ド真ん中に誕生する同施設は、商業エリア、オフィス、賃貸住宅が備えられている。

そして上層階(高層棟19~26階)には、「カンデオホテルズ」が出店。同ホテル27棟目にして初のデザイナーズホテルとなっており、全部屋に見晴らしの良い大きな窓を、そして風呂&シャワーをガラス張りに。また同ホテル初となる「宴会場」を設置する。

「カンデオホテルズ」室内の様子
「カンデオホテルズ」室内の様子

なかでも注目は、最上階・26階の露天風呂付き「天空のスカイスパ」。手すりのないインフィニティ露天風呂となり、晴天の際は大阪市内はもちろん、淡路島までも一望でき、開放感のある空間が広がる。オートロウリュ式のサウナも完備され、展望露天風呂、サウナ、水風呂、外気浴をスムーズに繰りかえすことができる。

宿泊者のほか、スカイスパのみの利用も可能だ(枚方市在住者1500円、一般2000円、子どもは半額)。営業時間は朝6時〜昼11時、昼3時〜夜23時(最終受付はともに1時間前)。

■ 今後は「ひらパー」との連携も想定

左から「カンデオホテル」の穂積社長、8代目おけいはん、「京阪ホールディングス」執行役員の大浅田寛氏

4月11日におこなわれたお披露目イベントに登壇した「カンデオホテル」の穂積社長は、「枚方は人口40万人と、住宅街だからホテルの需要はないのでは?との声もありましたが、住まれている方々に関連したさまざまなビジネスを展開していく。唯一無二のロケーションで出店させていただいき、ありがたい機会だなと思っております」と語る。

また、同ホテルについて「枚方に居住している方々にも、帰省で親御さんなどが来られたり際に、紹介しても良いと思える高品質のホテル、そういった需要を狙っていきたい。枚方にご縁をいただきいたので、地域に関して恩返しをしたいという思いがあり、100%地元の方をクルーとして採用し、育てていこうと考えております。最終的には地元で採用した方のなかから責任者を選出し、このホテルは『オール枚方クルー』で経営していこうと」とコメント。

今後は近隣の遊園地「ひらかたパーク」との連携も図っていくという。昨今、岐阜など遠方からの来園者が増えているそうで、「どうしても周辺に泊まれる宿がなかったので、(ひらパーに行くとなると)日帰りという形が定着していましたが、この宿泊施設を造ることで泊まりがけ、また前泊入りで遊ぼうという需要が出てくると思いますので、チケット付きプランなどは展開していきたいと考えています」と明かした。

「カンデオホテルズ大阪枚方」は6月30日に開業予定。予約受付は開始中。

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