大河ドラマ「光る君へ」第16回・華の影

2024.4.20 17:00

登華殿の庭で雪遊びをする、藤原公任(町田啓太)、斉信(金田哲)、行成(渡辺大知)(C)NHK

(写真4枚)

女優・吉高由里子が主演を務め、平安時代に長編小説『源氏物語』を生み出した女流作家・紫式部(ドラマでの名前はまひろ)の生涯を描く大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。「華の影」と題する第16回(4月21日放送)では、関白となった藤原道隆一家の権威が絶頂を迎える一方で、京の近辺で流行りはじめた疫病が都中に蔓延する。

■前回のあらすじ

まひろ(吉高由里子)の元にききょう(ファーストサマーウイカ)が訪れ、中宮・藤原定子(高畑充希)の女房に決まったことを報告。定子と対面したききょうは「清少納言」の名を与えられる。

ききょうと違い、自分が一歩も前に進んでいないことを憂うまひろは、親しくしているさわ(野村麻純)と石山寺詣へと出かける。そこで『蜻蛉日記』の作者である、藤原道綱(上地雄輔)の母・寧子(財前直見)と遭遇。幼い頃から『蜻蛉日記』を愛読していたまひろは偶然の出来事に感激し、そこへ道綱も合流して歓談する。

その夜、まひろに惹かれた道綱は局に忍び込んでくる。しかし、まひろは寝付けず外に出ており、道綱は寝ているさわをまひろと勘違いしてしまう。間違いに気付いた道綱は謝って去るが、道綱に心惹かれていたさわは傷つき、都への帰路でまひろと距離を置いてしまう。「もう死んでしまいたい」とまで口走り、川へと駆けていくさわをまひろは追いかけるが、そこには疫病で亡くなった人々の遺体が転がっていた・・・。

■第16回「華の影」あらすじ

石山寺からの帰路、思いがけずさわを傷つけていることを知り落胆するまひろ。一方、定子が住まう後宮のひとつ・登華殿は、若い公卿が集う場となっていた。ある日、関白家の嫡男・伊周(三浦翔平)や弟の(竜星涼)らが集い賑わうなか、一条天皇の母で内裏の外へ追い払われた詮子(吉田羊)が現れ、緊張が走る。

その頃、京の近辺で流行り始めていた疫病はとうとう都中に蔓延していた。ある日、まひろが文字を教えていた少女・たね(竹澤咲子)が訪ねてきて、救護施設である悲田院に行った父母が返って来ないと助けを求める。そして悲田院に向かったまひろが見たものは・・・。

本作は、日本最古の女性文学『源氏物語』の作者である紫式部が、秘めた情熱と想像力、そして生涯心を寄せる相手となる藤原道長への想いを原動力に、変わりゆく世を懸命に生き抜いていく愛の物語。放送は、NHK総合で毎週日曜・夜8時から、NHKBSは夕方6時から、BSP4Kでは昼12時15分からスタート。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本