JO1川西拓実、不安を抱え挑んだ初主演作「心が少しでも動いたら」

2024.5.3 15:45

『バジーノイズ』初日舞台挨拶に登壇したJO1の川西拓実(5月3日・大阪市内)

(写真7枚)

グローバルボーイズグループJO1・川西拓実と女優・桜田ひよりのW主演映画『バジーノイズ』が5月3日より全国で公開された。初日には大阪市内で舞台挨拶がおこなわれ、川西と桜田、そして風間太樹監督が登壇し、作品への想いを語った。

社会現象を巻き起こした爆発的人気ドラマ「silent」の風間監督がメガホンをとり、行先の見えない若者たちの出会いと未来を見つける姿を描いた同作品。誰かをおもう、なにかを願う、そんな自分を見せるのが怖い・・・それぞれに生きづらさを抱えながらも懸命に生きる、青春音楽ストーリーとなっている。

音楽作りに没頭する主人公・清澄役を演じた川西は、開口一番「元気ですかー!」と大声で客席に語りかけると、会場からは大きな拍手が。続けて桜田は「今日は来てくれてほんまにありがとう!」と役柄同様の関西弁で語りかけ、「バッチシです!」と川西が応えるなど、序盤から息の合った掛け合いを見せた。

同作は、川西の映画初主演作。オファーが来た際、「ドッキリなのかなって。JO1になってよくドッキリにかけられた経験があるので(笑)。大丈夫かな、自分で音楽を奏でていくことができるのかなという不安がずっと撮影までありましたね」。風間監督も「最初会ったとき、ほんとうに不安そうな子犬みたいな眼をしてたんですよ」と明かした。

撮影を振りかえり、「座長として自分に何かできることはないかとずっと考えてはいたんですけど、どうしたら良いか分からないままで。やっぱり桜田さんが現場に慣れていらっしゃいますし、本当に助けていただいて、なんとか撮影を終えることができたと思います」。風間監督は「今となれば拓実くん以外、清澄はあり得なかったんじゃなかったというか、この清澄は拓実くんが演じたからこそできた」と絶賛し、会場からは温かい拍手が。

同作では、音楽業界の裏の部分もリアルに描き、「(劇中に出てくるような)ああいうプロデューサーの方は本当にいらっしゃって、その方の抱えている悩みだったり・・・。作品を観て下さるみなさんが、こういう思いで音楽を作っているんだなということを分かってもらえたら良いのかなと思います」とアピール。

同作を通じ、「自分がやりたい音楽や鳴らしたい音っていうのを、素直に伝えていいんだなと思わせてくれたことが、すごく大きくて。初心というか、そういったものを常に持ってる方がすごく素敵だなと思って、そういう風になっていけたらなと」と明かした。

映画『バジーノイズ』舞台挨拶より、左から風間太樹監督、JO1川西拓実、桜田ひより(5月3日・大阪市内)

最後に「今日はお越し頂き、ありがとうございました。みなさんに本当に感謝して、これから活動していきたいと思っております。みなさんの心が少しでも動いたら僕は本当に幸せです」と力を込め、周りの桜田と風間監督を見つめながら「本当にがんばりました!公開おめでとうございます!」と、舞台挨拶を締めた。

映画『バジーノイズ』は5月3日より全国ロードショー。

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