公園だけじゃない!大阪駅前「グラングリーン」に何ができる?

2024.6.4 07:00

全景パース(提供:グラングリーン大阪開発事業者)

(写真4枚)

9月6日に先行まちびらきを控える、JR大阪駅前の「グラングリーン大阪(うめきた2期地区開発プロジェクト)」。地区面積約9ヘクタール、そのうち約半分が都市公園となると話題を集めているが、そのほか商業施設やホテルなども誕生する。一体、どのようになるの?

公園を中心とし、北街区と南街区に分けられる「グラングリーン大阪」。2つの街区の間には新たに自動車道が設けられるとともに、両公園を結ぶ歩行者デッキ「ひらめきの道」も建設中だ。約400mの長さとなっており、移動しながら上空から公園の景色を眺められるという。

公園全体計画図(提供:グラングリーン大阪開発事業者)

■ 都市型エリア「南街区」、ホテルも新たに2つ

南街区賃貸棟外観(提供:グラングリーン大阪開発事業者)

ターミナル駅と直結する都市型公園としては、世界でも最大級規模となる「うめきた公園」。なかでも顔となる「南公園」は、1万人を収容できる「大屋根イベントスペース」や「芝生広場」、グルメやアートが楽しめる「都市型エリア」になるという。

そのほか、クボタ本社が移転すると発表のあった、オフィスが大部分を占める「パークタワー」と「ゲートタワー」(一部ホテルや商業施設も入居)、代わってホテルが大部分を占める「サウスタワー」といった大きな3つのタワーと、分譲マンションからなる南街区。

「パークタワー」内には、ヒルトン最上級のラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア大阪」(2025年開業予定)が日本初開業。50平方メートルを中心とする全252室だといいい、レストランや屋内プール、チャペルなど、さまざまな設備をスタンバイ。「サウスタワー」には、阪急阪神ホテルズの新ブランド「ホテル阪急グランレスパイア大阪」が入居する(2024年下期開業予定)。

■ 話題の25億円部屋も、自然豊かなエリア「北街区」

北街区賃貸棟全体(提供:グラングリーン大阪開発事業者)

北街区には25億円マンションで話題の分譲マンション、日本初進出のホテル「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」や商業施設が入る「北街区賃貸棟」、建築家・安藤忠雄氏が監修の「VS.」などが登場。

また、企業や大学などが集まるコミュニティースペースとなり、未来社会を共創するさまざまなプロジェクトを支援する「JAM BASE」という施設なども。家具付きオフィスやコワーキングスペース、イベントスペース、キッチンを配した交流スペースなど、あえてさまざまな用途や機能を「ごちゃごちゃ」に混ぜ合わせることで多様な人々の交わりを誘発するという。

そして「北公園」は南と差別化をはかり、紅葉や滝・池の水景が楽しめるより自然豊かなエリアに。先日の先行お披露目会で、「都心の桜の名所を目指す」と、北公園を中心に桜が約110本植栽されることも発表された。

9月6日の先行まちびらきでは、公園全体の7割程度(北の一部を除く)、そしてホテル「キャノビーbyヒルトン大阪梅田」や商業施設が入る「北街区賃貸棟」、そして同エリア内の「グラングリーン大阪ショップ&レストラン」内の19店舗が先行オープンする。

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