マニア向け!? 大阪で「スパイス」に浸る、刺激的なヌン活

2024.6.2 14:00

10種のスパイスを使用したスイーツとセイボリーを楽しむ『スパイスアフタヌーンティー』

(写真14枚)

大阪・新今宮のホテル「OMO7大阪 by 星野リゾート」(大阪市浪速区)で、「スパイス」をテーマにしたアフタヌーンティー企画『スパイスアフタヌーンティー』が6月1日からスタート。スパイス好きだけでなく、お茶好きも楽しめる内容となっている。

江戸時代より薬の街として栄え、現在も多くの製薬会社が立ち並ぶ大阪市中央区道修町。そんな大阪の薬文化から着想を得て企画されたのが今回のアフタヌーンティーだ。10種類のスパイスを使ったスイーツやセイボリーとともにオリジナルスパイスティー10種類をフリーフローで楽しむことができ、とことんスパイスの魅力に浸ることができるという。

スイーツだけでなく、お茶に至るまですべての食材にスパイスを使っているなど、なかなか攻めた内容の企画だが、スパイスマニアでなくても楽しめるのだろうか? 一足先に体験してきた。

グリーンルイボス(シナモン、八角)、キーマン(唐辛子、シナモン、クローブ)など香りから選べる10種のオリジナルスパイスティー

着席するとテーブルに三段スタンドのほか、スパイスと茶葉がセットになった大きな薬箱が登場。ボックス内にはスパイスやスパイスティーが入った瓶が並び、手に取って香ることができる。

スパイスや茶葉の香りを楽しんでいると、さっそく1杯目のドリンクとしてジャスミンティーが登場。ジャスミンティーのスパイスには青花椒が合わせられているのだが、利用客が薬研(やげん)で青花椒を細かくする作業を体験。昔の医師や薬師のような気分になれて楽しいうえ、スパイスを潰すことで香りがさらに引きたち、早くも癒やされる。

薬研(やげん)で青花椒を細かくする作業を体験!

このお茶は冷たいデザートとの相性が良いそうなので、まずは山椒を使ったマンゴーパフェとペアリング。お茶だけ飲んでみてもスパイスのインパクトがあるが、パフェを合わせてみるとマンゴーの甘みと山椒のピリリとした刺激がプラスされ、さわやかな香りが口いっぱいに広がった。

2杯目以降のティーは自由にセレクト可能。香りを嗅いでピンときたものを選んでみたり、自分の好きな茶葉やスパイスから選んだり、スイーツに使われている食材やスパイスと合わせてみたりと、ペアリングの方法もさまざま。迷ったらスタッフにおすすめを聞くことももちろん可能だ。

筆者はマスカットの甘い香りが特徴のグリーンルイボスティーをパートドフリュイと合わせてみたり、唐辛子がたくさん入った刺激的なキーマンというお茶には、黒胡椒の効いたビーフパストラミサンドがおすすめだと教えてもらってチャレンジしてみたり、合計で5種類のスパイスティーを楽しんだ。

アフタヌーンティーといえばスイーツをメインに楽しむものが多いように思うが、同企画ではお茶を特に楽しめたように感じる。どれも香りや味わいがまったく異なり、お茶が変わるたびに驚きや感動があったので、10種類すべて味わってみたくなった。

どのスイーツにどのお茶を合わせるかでも、印象がガラリと変わりそうなので何度でも楽しめそう。スパイス好きの人、お茶好きの人、また甘いものがあまり得意ではない人にもオススメだ(スパイスは強めなので、スパイスや薬っぽい味わいが苦手な人はご注意を)。

期間は6月1日から8月31日まで。料金は6800円(税サ込)。1日6組限定、1組4名まで(要予約)。宿泊、日帰り客ともに利用可能。

取材・文・写真/野村真帆

『スパイスアフタヌーンティー』

期間:2024年6月1日(土)〜8月31日(土)※除外日あり
時間:12:30~15:00
料金:6800円(1日6組/1組4名)
会場:OMO7大阪 by 星野リゾート 2階「OMOダイニング」

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