伊藤沙莉、優三役の仲野太賀に感謝「太賀さんでよかった」

2024.6.2 07:00

優三(仲野太賀)と寅子(伊藤沙莉)(C)NHK

(写真2枚)

戦後の日本で、女性初の弁護士として活躍するヒロイン・猪爪寅子(伊藤沙莉)の人生を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。寅子役を演じる伊藤沙莉が、第8・9週を振り返った。

弁護士の道を諦めた寅子が、猪爪家の書生だった優三(仲野太賀)と結婚し、平穏な生活を送っていた矢先に優三の死を知るという波乱に満ちた展開となった第8・9週。

伊藤は「寅子にとっては理想や夢が打ち砕かれて、試練と挫折の連続。演じていてとてもつらかったです。やっと弁護士になれたのに辞めることになったり、やっと恋をして相手を大事に思えるようになったところで戦争へ行ってしまったり。いろいろなものを得ると同時に、失っていく週でした」と振りかえった。

父・直言(岡部たかし)が優三の死を黙っていたシーンでは、「この週はもう、感情がぐちゃぐちゃで。このシーンでは、寅子の気持ちを整理したくて演出の方に相談したんです。なかでも『でも、お父さんだけだったよ・・・家族で女子部に行っていいって言ってくれたのは』というセリフを言うときは、寅子としてあふれてくる感情が、喜怒哀楽のどこに属しているのか分からなくなって」と、演技面での難しさを明かした。

真情を吐露する直言を見つめる寅子たち。写真奥左から、直明(三山凌輝)、花江(森田望智)、寅子(伊藤沙莉)(C)NHK

また、優三役を演じた仲野に対しては、「本当に優三さん役が太賀さんでよかったと心から思いましたし、互いにそうした言葉を掛け合ううちに、より絆が深まりました。太賀さんはお芝居についていろんな提案をしてくれながら、私の考えを整理させてもくれて。特に第8週で寅子として演技が自然とできたのは、優三さんが太賀さんだったというのがとても大きかったです」と感謝を述べていた。

『虎に翼』の放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。

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