「虎に翼」第53回・寅子が多岐川の新たな一面を垣間見る

2024.6.11 20:00

戸惑うような表情を浮かべる寅子(伊藤沙莉)(C)NHK

(写真5枚)

戦後の日本で法曹界への復帰を果たしたヒロインが、裁判官を目指して邁進する姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。第53回(6月12日放送)では、寅子が家庭裁判所を作る意義を理解していくなかで、上司の多岐川が持つある一面を垣間見る。

「家庭裁判所設立準備室」に異動となったヒロイン・寅子(伊藤沙莉)は、残り2カ月で従来の家事審判所と少年審判所を合併し、新たに家庭裁判所を発足させなければならない。しかし、合併に反対する両者の話し合いはまったく進展しない。にもかかわらず、上司の多岐川(滝藤賢一)からはやる気が感じられないでいた。

戸惑いながらもできることを模索しようとする寅子は、意を決して多岐川へ直接交渉を試みる。すると多岐川はかつてアメリカへ視察に行った久藤(沢村一樹)のもとに寅子を連れて行き、「ファミリーコート」とよばれるアメリカの家庭裁判所の話を聞かせる。多岐川の熱意を初めて感じた寅子は、その姿を意外に思い・・・。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となる一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。 

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