兵庫・淡路島の「伝説の島」に感動! 大迫力の漁船クルーズ[PR]

2024.6.21 07:00

こちらが心配になるほど、磯に大接近!大迫力のツアーへいざ。

(写真9枚)

関西のリゾート地 淡路島。オニオンバーガーやしらす丼などのグルメはもちろん、豊かな自然を生かしたさまざまな体験も見逃せません。島を五感で楽しむ体験プランのなかから今回は、伝説の島「沼島(ぬしま)」を満喫できる『おのころクルーズ』をご紹介します!

◆ 淡路島の離島「沼島」って?

淡路島 南あわじ市の沼島汽船 土生港のりば。旅はここからスタート!

今回の舞台は、淡路島最南端にある土生(はぶ)港からさらに約10分船に揺られてようやく辿り着く、勾玉の形をした「沼島」。島は、ぐるっと回って10kmほどの大きさ。そのコンパクトさとは裏腹に、島にはなんと10を超える神社や寺院があるのです。

それもそのはず。沼島は、『古事記』『日本書紀』に登場する、国生み神話ゆかりの島。国生みの神「イザナギ」と「イザナミ」が鉾で海をかき混ぜて、鉾をあげたときに垂れた雫が島に・・・そうしてつくり出した最初の島がこの沼島(通称:おのころ島)だという伝説が残っています。

◆「おのころクルーズ」で、どんな体験ができる?

見渡すと山…神話や歴史好きにはたまらない、知る人ぞ知るパワースポットの沼島

島のほとんどを山が占める沼島では、島内部でトレッキングは楽しめるものの海岸線を構成する変成岩はボロボロと崩れやすく、遊歩道を設けるのが難しいとか。そこで、「海から沼島を案内しよう!」という地元の人々の思いが形になったのが、この「おのころクルーズ」です。

島の地形を海から眺めるのはもちろん、海底から隆起した珍しい形の岩「磯(いそ)」も一つひとつ名前があり、神話とつながりのあるものも。「岩を見て回るなんて、地味じゃない?」と思ったあなた、沼島の磯は想像を超えるほど深い!クルーズに参加してみると、これまでまるで知らなかった新しい世界がそこにはありました。

◆ 漁船・船長さんと合流し、いざ出発!

きれいな金髪に小麦色の肌…まさに「海の男!」なガイドの小野山さん

沼島港で「おのころクルーズご予約の方〜!」と素敵な笑顔で迎えてくれたのは、クルーズガイドの小野山さん。港近くの案内板の前で、まずは「沼島のあれこれ」を知るところからツアーはスタート。島の地形や代表的な見どころ、クルーズの流れや注意事項などを聞き、いよいよ乗船!どんな漁船で、どんな船長さんと船旅に出るかは、当日のお楽しみです。


◆ 神秘的奇岩に大接近!大迫力の光景に興奮

年に数回しかないほど、穏やかな波

快晴というより少し曇り空で、日差しもそこまでは強くない。取材当日は「1年のなかでも数日しかないほど、穏やかな海」だったそう。船に乗ると爽やかな潮風がとても気持ちよい。

まず漁船は、島の南側(太平洋側)へ。「外海では、ときには20〜30mの高い波が岩壁に打ちつける。その影響で岩が削られ、ゴツゴツとした荒々しい景色が見られます」とのこと。たしかに、島の岩壁は上の方まで大胆に削られ、かなり「岩岩しい」景色が広がります。

ここで現れた一際大きな岩が。よく見ると青色をしていることから、通称「青磯」と呼ばれていて、さまざまな説はありますが、海底から隆起する際のエネルギーで磯の色が決まるといわれているそう。磯に含まれる物質の影響では?と勝手に思ったりしていたけど、これも自然のパワーの賜物だとは・・・自然のエネルギーを目の当たりに。

通称「青磯」、近づくとなんとも言えない深いブルー…
こちらはツアー途中に見られる下立神岩(しもたてがみいわ)。少し白っぽく、中央に穴の空いた形を女性器になぞらえ、「女性の神様」といわれている

続いて、沼島のシンボル的存在「上立神岩(かみたてがみいわ)」、通称「たてがみさん」が見えてきました。30m(10階建てのマンションほど)もの高さがある磯に、容赦なくどんどん近づく漁船。小野山さん曰く「地元の漁師は、海底の地図が3Dで頭に入っている。ここは通れる、ここは危ないというのを的確に判断できる」。気がつくともうすぐ手が届きそうな距離まで接近し、大迫力!磯をこんなに間近に見れるのは、紛れもなくこのツアーの醍醐味です。

上立神岩(かみたてがみいわ)は島から見ると、窪んだ部分のがハート型に見えることから、パワースポットとされているそう

船が進むと、景色にも変化が。「ここまで見学したみなさんなら、岩壁の違いが感じられるはず」とのことで、よくよく見てみると、岩壁の海面近くまで豊かに植物が育っています。これも太平洋側の海とは異なり、波が穏やかな証拠。島を一周すると、ちょっと磯に詳しくなった気分に!

◆ 日焼け・熱中症、そして酔い対策は万全に

日焼け対策の帽子は、飛ばないように紐付きがベスト!乗船する際にライフジャケットを着用します

これからの季節は、海ならではの照りかえしがあり、灼熱になりそう。万全の日焼け対策やこまめな水分補給など熱中症対策はお忘れなく。服装は、海水などで汚れてもOKな動きやすいもので、特に帽子はマスト!また、太平洋側では特に波が高く、船が大きく揺れることも。心配な人は、お守りに酔い止めを飲んでツアーに参加すると安心ですね。

ガイドなしのプランは、担当のベテラン漁師さんが操縦する漁船に乗って磯の名前や見どころを簡単に教えてもらいながら沼島をぐるっと一周するコース。ガイド付きプランでは、今回紹介したような島にまつわる神話や歴史のほか、海や磯のおもしろポイント、古くから伝わる言い伝えなど、さらに深い話が聞けます。

ガイド付きクルーズプランの申し込みは早い者勝ち!沼島で神話や歴史を知り、海や磯など自然の威力を体感。そもそも漁船に揺られる体験も今やかなり貴重では?ここでしかできない体験を、ぜひ!

【ガイド付きクルーズプラン】
時間:①朝9時10分〜 ②朝10時40分〜 ③昼12時5分〜(各時間10分前土生港発の沼島汽船に乗船。体験時間は約1時間)
料金:2名 1グループ 大人(中学生以上)6000円/人(小学生の参加は2500円)
※1グループ2名以上が必須
※体験料・ライフジャケット貸出料込み


取材・文/宮口佑香 写真/本郷淳三
提供/淡路島観光協会

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