大河ドラマ「光る君へ」第26回あらすじ・ いけにえの姫

2024.6.26 18:30

裳着の儀をおこなう、道長の娘・彰子(見上愛)(C)NHK

(写真5枚)

女優・吉高由里子が主演を務め、平安時代に長編小説『源氏物語』を生み出した女流作家・紫式部(ドラマでの名前はまひろ)の生涯を描く大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。「いけにえの姫」と題する第26回(6月30日放送)では、左大臣の藤原道長が都を襲う天変地異に悩むなか、陰陽師の安倍晴明から世の安寧のためには娘の彰子を一条天皇に入内させるよう告げられる。

■前回のあらすじ

藤原宣孝(佐々木蔵之介)から求婚を受けたまひろ(吉高由里子)のもとには、その後も宣孝から頻繁に恋文が届いていた。父・為時(岸谷五朗)の勧めもあり、宣孝(佐々木蔵之介)の想い、そして自分自身の心の内を確かめるために、まひろは越前から一度帰京する。

その頃、政務に追われる左大臣の道長(柄本佑)は、中宮・定子(高畑充希)を愛しむあまり政が疎かになっている一条天皇(塩野瑛久)に頭を悩ませていた。年が明けて長徳4年(998年)。新年の挨拶に訪れた陰陽師の安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)は、今後凶事が続くと道長に予言し、あらゆる災害が都を襲うと告げる。そして、それを防ぐには道長の持つ「お宝」が重要だと意味深長な言葉を残してその場を去っていく。

その後、道長は大水に備えて鴨川の堤の修繕許可を一条天皇から得ようとするが、定子のもとに入り浸っているため会うことすらままならない。そして、清明の予言通りに大雨で鴨川が氾濫し、大水の被害で多くの民の命、家屋や田畑などが失われてしまう。業を煮やした道長は職御曹司を訪ね、左大臣の職を辞すると一条天皇に告げる。道長はこの日から三度に渡って辞表を提出するが、一条天皇は受理しなかった。

そんな折、内裏で政務に勤しむ道長のもとを、除目で山城守に任命された礼を伝えに来たという宣孝が訪ねてくる。為時の娘であるまひろが夫を持てるようになったと告げる宣孝に、動揺を隠しながらも祝いの言葉を伝える道長。しかし、意味ありげな笑みを浮かべる宣孝から、その夫が自分であるのだと明かされると、道長は衝撃を隠しきれないのだった。そして、宣孝から道長に会ってきたことを告げられたまひろも戸惑いを見せる。

その後、道長が幼き頃から仕えており、まひろとも面識のある従者の百舌彦がまひろの暮らす屋敷を訪ねてくる。百舌彦は道長からの大量の婚礼祝いを持参してきたが、まひろは祝いの言葉がつづられた文は道長の筆跡ではないことに気付く。意を決したまひろは宣孝宛てに求婚を受け入れる文をしたため、その夜屋敷を訪れた宣孝に身をゆだねるのだった。

■ 第26回「いけにえの姫」あらすじ

災害が続く都をまたもや大地震が襲い、まひろの生家である為時の屋敷も被害を受ける。まひろは夫となった宣孝の財で家を修繕し、生計を立てていた。

一方、被災者の救援のための政務に追われる道長は安倍晴明のもとを訪ね、この天変地異はいつまで続くのかと問う。清明は、一条天皇の心の乱れが収まれば凶事も収まると答え、そのためには道長の娘・彰子(見上愛)を一条天皇に入内させるしかないと告げる。

清明の言葉に驚く道長は、世の安寧のために娘を入内させるべきかを姉であり一条天皇の母である詮子(吉田羊)に相談する。そんな折、心労から体調を崩した一条天皇は、蔵人頭として看病をする藤原行成(渡辺大知)に、譲位して定子と暮らしたいと心情を吐露する。それを聞いた道長は・・・。

本作は、日本最古の女性文学『源氏物語』の作者である紫式部が、秘めた情熱と想像力、そして生涯心を寄せる相手となる藤原道長への想いを原動力に、変わりゆく世を懸命に生き抜いていく愛の物語。放送は、NHK総合で毎週日曜・夜8時から、NHKBSは夕方6時から、BSP4Kでは昼12時15分からスタート。

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