【魔女占い】2024年下半期、格差と二面性の時代

2024.7.1 11:00
(写真1枚)

アメリカで魔女学を修め、当時の全米魔女協会より魔女名「Darkmoon」を受けた日本人初の魔女カメリア・マキが、2024年下半期の運勢を占星術で占います。

木星がふたご座を通過中。この星座の特質が、時代に大きな影響を与えることになる。知恵と魔術を司るという神話のヘルメス・トート神が采配するこの星座は、ビジネスとコミュニケーションの分野を支配する。IT業界はますます加速し、その結果情報産業の恩恵を受けられる地域や国とそうでない場所、知識のありなしの落差はより大きなものとなり、国内外を問わず、格差が極端になる傾向は続く。

二極化は国家や地域の対立を生む原因となり、戦争はすでにあちこちで始まっている。これからは国家だけでなく、国内でも地域間の対立や緊張という新しい課題が生まれて来る可能性。しかしこれは有史以来というより、平安から江戸時代まで、歴史をさかのぼって見れば規模の大小を問わず、あちこちで見られた現象でもある。

戦国時代のような特殊なケースは別として、その始まりや収束を歴史的に辿ってみれば、参考にできる発見があるかも(それは同時に人間が五百年や千年ではほとんど進化していない、何も学んでいないという事実を知ることにつながるかも知れないけれど)。

経済でつながる世界は地理的な距離を問わず、好むと好まざるに関わらず、戦争の影響を受け、巻き込まれることは避けられず、世界経済に関わる人間が、政治は人ごとと、自分の利益だけに関心を持っているようなら、戦争は終わらず、より拡大して行く傾向は止められない。

しかしこの現象は占星術で事故、事件を予告する火星ー土星ー天王星という星の配置によるものではないので、『人災』と言ってもよい。ただ、人災ならば人間の努力と話合いで必ず解決の余地があるはず。神話のトート神により人類に与えられたという知恵と知性が21世紀に忘れられたものとなっていないことを切実に願う。

■ 激動の2024年後半が過ぎると、新しい時代が始まる

木星の影響に学ぶこの時期のもう一つの特徴は、強力な二面性。知的な要素に抜きん出た人物は、それを悪用し、人を出し抜き、裏切り、騙すこともできる。商業と学術の神ヘルメスが中世までは強盗や窃盗団が信仰する神様であったことも事実。特殊詐欺はますます巧妙化し、それなりの蓄えを持っている人が狙われるのは間違いない。

時代の変化がますます急速化して行くことで活躍の余地を見出せる人と、その早さについていけない気持ちになる人との差も大きくなって行く。その昔、『経験は貴重なもの』という考え方があった。年齢を重ねた人は信頼できると。

しかし現在ではそれがすべて当てはまるとは限らない。信頼できるのは歴史や事実の検証から学んだ教訓であり、人それぞれの体験とは限らないから。バブルの時期を経験し、楽しい思いをした人が、その時と同じことを今経営の現場でやったら企業は成立せず、現場の社員は耐えられないはず。

幸い時代のスピードは早い。この落差や二極化、それに伴う緊張や対立の発生という現象はこれからずっと人類と世界を支配する訳ではなく、意外に短期間かも知れない。激動の2024年後半が過ぎると、2025年は7年ぶりに天王星と13年ぶりの海王星が動き、今とはまた違う新しい時代が始まるから。

監修/カメリア・マキ

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