激動の昭和時代、戦後の日本で裁判官となったヒロインが法曹の世界で奮闘する姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』（ＮＨＫ朝ドラ）。「女房は山の神百石の位？」と題する第１５週（７月８日〜１２日放送）では、アメリカ視察から帰国し、公私ともに順風満帆と感じていた寅子にある出来事が起こる。

昭和２６年（１９５１年）、視察のためにアメリカに行っていたヒロイン・寅子（伊藤沙莉）が帰国した第７１回（７月８日放送）。刺激を受けてますます張り切る寅子に、新しい時代の女性の代表として密着取材をさせて欲しいという雑誌の依頼が舞い込む。

寅子は依頼を快諾し、家族を巻き込んでの密着取材がおこなわれることになる。しかし、取材に笑顔で対応する寅子の義姉・花江（森田望智）を筆頭に、猪爪家の面々はどこか様子がおかしく･･･。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子（みぶちよしこ）さんをモデルに、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となる一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。