海遊館の外に「もう1つの海」? 映える新エリアは観覧無料

2024.7.19 17:30

「海遊館」前のイベント広場に誕生した休憩スポット「Namima(なみま)」(19日・大阪市内)

(写真9枚)

大阪の水族館「海遊館」(大阪市港区)前の広場に7月19日、新エリア「Namima(なみま)」が誕生。休憩や撮影スポットとして、無料で誰でも利用できる。

海遊館の外に「もう1つの海」が現われたかのような涼やかな空間をイメージした「Namima」。建物の壁面には約16mのジンベエザメのオブジェが出現し、まるで空を泳いでいるような躍動感を感じられる。さらに周辺には、ペンギンやアザラシ、カワウソなど海の生きものをかたどったオブジェが散りばめられている。

ちなみにオブジェはすべて同館の生きものをモデルにしているといい、企画を担当した滝川さんは「粘土で造形する段階から飼育員にチェックしてもらってます」とこだわりを教えてくれた。

ベンチや壁面にいる生きものオブジェはすべて海遊館にいる生きものたち。見る人が見ればわかるディテールにこだわっている

また、広場には水面を模した屋根が特徴的なベンチを4エリアにわけて設置。水面屋根はエリアごとに異なる色合いとなっており、地面に反射する淡い色を楽しんだり、屋根の中に入って水面を見上げるような画角で写真を撮ったり、休憩がてらさまざまな遊び方ができる。

同館で装飾が一新されるのは約4年ぶりとなり、コロナが落ち着き観光客も増えている状況にくわえ、新たな憩いの場を作りたいということから休憩スペースを兼ねた新エリアの話が持ち上がったという。

屋根の下に入って写真を撮ると、水の中にいるような気分が味わえる

滝川さんは、「初めて海遊館に来ていただく方にはNamimaを通して海や生き物に思いを馳せていただけたら嬉しいです。何度も来館してくださっている方には、こういった装飾ができたことでいつ来ても楽しめる場になればと思います」とアピール。19日の午前中には、さっそく新オブジェとともに撮影を楽しむ家族連れで賑わっていた。

同館では、今後イルミネーションやイベントなど、Namimaを活用するイベントも実施していく予定だという。また、夜になるとオブジェやベンチがライトアップされるので、昼とは異なる姿を見たい人はぜひとも訪れてみては。

取材・文・写真/つちだ四郎

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