平安時代の貴重な「かき氷」を高校生が再現、京都でイベント

2024.7.14 15:00

京都先端科学大学附属中学校高等学校の学生による『嵐山で楽しむ平安の味覚―『けずり氷(ひ)(※)』再現!かき氷フェス』が7月20日より開催

(写真3枚)

平安時代のかき氷「けずり氷(ひ)」が味わえるイベント『嵐山で楽しむ平安の味覚―「けずり氷(ひ)」再現!かき氷フェス』が、商業施設「嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア」(京都市右京区)で7月20日より開催される。

「けずり氷」とは、氷室(天然の氷を夏まで蓄えておく部屋)に保管されていた氷を削ったもの。清少納言によって書かれた『枕草子』の「あてなるもの(上品なもの)」にも「けずり氷に甘葛(あまづら)入れてあたらしき鋺に入れたる(削った氷に甘葛をかけて、新しい金属製のお椀にいれたもの)」と記述されており、平安時代、上流貴族しか食せない大変貴重なものだったのだとか。

そんな歴史ある「けずり氷」を今回、「平安スイーツ」と称し現代風にアレンジ。「平安時代に食された『けずり氷』再現かき氷」「規格外野菜を活用した『ベジ氷』聖護院大根」「規格外野菜を活用した『ベジ氷』金時人参」の3品(1杯・各500円)が販売される。

同イベントは、「京都先端科学大学附属中学校高等学校」のSDGsプロジェクトの一環。期間中の昼1時~夕方4時には、高校生たちが販売するという。

期間は、7月20日~27日。場所は、路面電車「嵐電(らんでん)」の「嵐山駅」に隣接する商業施設「嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア」3階イベントスペース(「めぐり逢ひて、紫式部展」会場の隣接スペース)。

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