高低差50mをダイブ! 三重最新アウトドア施設を体当たりレポ

2024.7.11 17:00

自然と一体化したアトラクションフィールド遠景(志摩グリーンアドベンチャー)

(写真10枚)

この夏、志摩がアツい。ポケモンコラボでも話題の「志摩スペイン村パルケエスパーニャ」がある三重県志摩市内に7月11日、グランピングとアトラクションの複合リゾート「志摩グリーンアドベンチャー」がオープン。全20のアトラクションが揃う「アトラクションフィールド」を、開業前に特別に体験した模様をレポートする。

大阪難波駅から近鉄電車で約2時間半。「近鉄不動産」(大阪市天王寺区)が運営するこの施設は、もともと2023年まで「近鉄浜島カンツリークラブ」としてゴルフ愛好家には知られた場所。海と森に囲まれた志摩の雄大な自然に溶け込むような起伏のある立地に「日本最長」など特徴的な複数のアトラクションと宿泊施設を擁する大型リゾート施設に生まれ変わった。

◆ このスリル、クセになるかも…目玉アトラクション「ジップダイブ」

ジップラインは絶景とスリルを味わえる世界中で人気のあるアクティビティ。この施設では吊り下げ型のジップラインとしては日本最長(2024年5月時点)の約620mを誇り、高低差なんと50mのワイヤーを滑車で一気に滑り降りる。

「ジップダイブ」スタート前、スタッフが全身を包みこむハーネスをひとりずつ装着してくれる。絶叫マシーンなど高低差が苦手すぎる「ビビり」な筆者。スタート地点に向かって徒歩で階段を上る間も緊張が高まりすぎて、やさしく話かけてくれた案内のスタッフとの会話もあまり思い出せない・・・。

しかし、スタート地点に上りきると目の前に広がるのは、パノラマ大絶景。厳重にワイヤーにハーネスを取り付けてもらい、一緒に飛ぶ予定のお三方と体がぶら下がった状態でしばしスタンバイ。極限の緊張のなか、身ひとつでともにダイブする初対面の4人に謎の連帯感が生まれていく。

「ジップダイブ」スタート地点はこの眺め(志摩グリーンアドベンチャー)

そして時は来た・・・

スタッフ:「それではみなさんご一緒に! スリー、ツー、ワン ダイブ~!」
筆者:「ダ、ダイブ~~~!? ひ~~~(白目)」

滑り出しこそ、高低差と風の圧に圧倒され「ヤバい怖い」な状態だったものの、数秒で慣れて園内の施設がはっきりと眼下に広がる。すると地上にいるスタッフたちが、各持ち場から大きく手を振ってくれている。テンション高く地上に手を振りかえているうちに、あっという間にフィニッシュ!

スタッフにハーネスを外してもらいながら「もう一回飛びたいくらいですね!」とさっきまで初対面だった4名で談笑。いっきに打ち解け会話がはずむはずむ。偶然一緒になった初対面同士でこれなので、この夏、友だちや家族との絆を強くしたい人に特におススメしたい。

空を飛んでる!最初は腕を体の前でクロスその後のポーズは自由(志摩グリーンアドベンチャー)

なおこのアトラクションは落下事故を防ぐため、荷物は持ち込み不可。残念ながら体験中の写真がないので、自分の目でその景色を確かめてみてほしい。今回筆者が体験した昼間だけでなく、閉園後夕方5時半からの「ナイトジップ」もあり、昼とは異なり大自然に沈む夕陽や夜景も狙える。事前に日時予約できるので要チェックだ。

◆ 大自然の中で本格サバゲ―「レーザーバトル」

一般的によく使われるBB弾ではなく赤外線システムを配置した屋外型のサイバイバルゲームとしては日本初(2024年5月時点)。専用のヘルメットなどの装備を装着して本格的対戦が楽しめる。この日のデモンストレーションでは、迷彩服に身を包んだスタッフたにちによる白熱のチーム戦が繰り広げられた。

サバイバルゲーム初心者も安心(志摩グリーンアドベンチャー)
赤外線使用の装備で安心(志摩グリーンアドベンチャー)

◆ 高さ15mのスリルと絶景「クライミングタワー」

続いて体験したのは「クライミングタワー」。2つのタワーからなるアスレチックタワーは世界最大級(2024年5月時点)。ハーネスを片手に空中でグラグラ動く木の板を渡って移動するなど、スリル満点。

筆者もビビりながら先へ進むと「ジップダイブ」の人たちが空を飛ぶ姿も良く見える。タワーの上階層にあるブランコやベンチからの景色は絶景だ。なおタワー内の全127種のコンテンツが詰まったアスレチック全て制覇するには何時間もかかるそうで、リピーターが増えそうな予感。

ハーネスを装着して空中散歩(志摩グリーンアドベンチャー)
127種のコンテンツが詰まったアスレチック(志摩グリーンアドベンチャー)

◆ 子ども大喜び!?音を奏でながら冒険「ハーモニーハウス」

各ツリーハウス内に銅鑼や鉄琴をもとにしたオリジナル楽器が配置されたアトラクション。志摩と言えば「真珠養殖」だが、廃棄されるアコヤ貝をアップサイクルしたアートが施された内装は、地元の浜島小学校の児童も協力しているので、注目してみてほしい。

遊び心を刺激する仕掛けがもりだくさんのツリーハウス(6月27日:志摩グリーンアドベンチャー)
アコヤ貝を施した内装がキラキラ光る美しい空間を演出(6月27日:志摩グリーンアドベンチャー)

◆ 初めてでも安心「ドローンガーデン」

「ドローンガーデン」は初めての人にも、スタッフが操作をイチからレクチャー。子どもでも自身でドローン操縦し、ミニゲームや空撮を体験できる。経験者向けの場所貸しやドローンの持ち込みにも別途対応が可能。

ドローン操作のレクチャーあり(志摩グリーンアドベンチャー)

このほかにもモルックや迷路、芝滑りなど、おとなも子どもも楽しめる全20種のアトラクションがスタンバイ。現地スタッフから「明日地味に全身筋肉痛ですよ」と言われていたが、やっぱり翌日来ました、筋肉痛・・・。現在公式サイトにて日にち指定のチケットを販売中なので、気になる人はチェックを。アクセスは、大阪難波駅から近鉄電車で約2時間半、鵜方駅よりシャトルバスで10分。

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部

「志摩グリーンアドベンチャー アトラクションフィールド」

場所:三重県志摩市浜島町迫子1614-1
営業時間:10:00~17:00、ナイトジップは17:30~21:00
料金:大人(12~64歳)3300円、小学生(6~11歳)、シニア2200円
※ジップダイブ、レーザーバトル、ドローンガーデンは別途料金が必要

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