戦後の日本で家庭裁判所の設立に携わり、女性初の裁判官となったヒロインが法曹の世界で奮闘する姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』（ＮＨＫ朝ドラ）。「女の情に蛇が住む？」と題する第１７週（７月２２日〜２６日放送）では、寅子が新天地の新潟で旧友との再会を果たす一方、裁判官としては初めて刑事事件を受け持つことになる。

新潟本庁で裁判官の航一（岡田将生）と再会したヒロイン・寅子（伊藤沙莉）が、航一の行きつけである「喫茶ライトハウス」を紹介される第８１回（７月２２日放送）。喫茶ライトハウスを経営していたのは、かつて明律大学でともに法学を学んだ同級生の涼子（桜井ユキ）と、涼子のお付きであった玉（羽瀬川なぎ）だった。

１４年ぶりの再会を喜ぶ寅子だが、玉はある事情を抱えていた。そして、涼子たちはこの場所で、昼は喫茶店、夜は高校生に勉強を教える塾を開いているという。塾には、山の境界線をめぐる民事調停で関わった森口（俵木藤汰）の娘 ・美佐江（片岡凜）の姿もあり･･･。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子（みぶち・よしこ）さんをモデルに、日本初の女性弁護士であり裁判官となった一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。