戦後の日本で家庭裁判所の設立に携わり、女性初の裁判官となったヒロインが法曹の世界で奮闘する姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』（ＮＨＫ朝ドラ）。第８２回（７月２３日放送）では、寅子が新潟地裁である青年が引き起こした暴行事件を担当することになる。

ヒロイン・寅子（伊藤沙莉）は、娘・優未（竹澤咲子）の「学校に友達はいない」という発言が気にかかる。優未の様子が気になりながらも出勤した寅子は、弁護士の杉田（高橋克実）が庶務課長の深田（遠山俊也）をマージャンにしつこく誘っている場面に出くわす。

そんな折、寅子は２０歳の青年・水上（林裕太）が起こしたという暴行事件を新潟地裁で担当することになる。ところが、水上から被害を受けたという１９歳の少年・元木（山時聡真）は、市内で頻発するひったくり事件に関わっているようで･･･。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子（みぶち・よしこ）さんをモデルに、日本初の女性弁護士であり裁判官となった一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。