１年で１番暑いといわれる７月２２日の「大暑」にちなみ、「天王寺動物園」（大阪市天王寺区）で２０日、ホッキョクグマのホウちゃんに氷柱のプレゼント。熱中症アラートが発令される猛暑日のなか、ホウちゃんは涼とお気に入りのおやつを楽しんだ。

毎年恒例となっている同イベント。今年は事前抽選で選ばれたファン１８組が駆けつけ、ホウちゃんが氷柱を楽しむ様子の見学もおこなわれた。

朝１０時頃、大好物のリンゴが入った氷柱２本が贈られ、早速氷柱をドボンとプールのなかに落として、なかに入っていたリンゴをゲットし、ムシャムシャと頬張る様子を見せたホウちゃん。２本目の氷柱はガンガンと岩に打ちつけて、なかに入っていたリンゴをゲットする様子を見せ、見学に訪れたゲストたちを驚かせていた。

ホウちゃんの飼育担当者は、「もうすぐ４歳になり、ホウちゃんは大人に差し掛かっています。よく『暑い大阪の夏は大丈夫なの？』と聞かれますが、１年を通して活動を見てみると、ホウちゃんは暑い夏は活発でよくプールに入って遊んでいます。反対に冬は動きが少ない。大阪で生まれ育っているので暑さに強いのかもしれないという説が私のなかで有力ですね」と、意外にも夏を楽しんでいるホウちゃんの様子が語られた。

取材・文・写真／野村真帆