大竹しのぶ「世界は『ヨロコビ』にあふれていなくちゃいけない」

2024.7.23 17:00

ディズニー&ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド2』で日本語版声優を務めた、左から大竹しのぶ、多部未華子(7月22日・大阪市内)

(写真2枚)

ディズニー&ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド2』で日本語版声優を務めた、俳優・大竹しのぶと多部未華子が7月22日、大阪市内でおこなわれた舞台挨拶イベントに登場。大竹が大阪で感じた温かいエピソードを明かした。

■ 「大阪が東京のお客様と違って…」(大竹)

映画「インサイド・ヘッド」(2015年)の続編となる本作。高校入学という転機を迎える主人公・ライリーの頭のなかを舞台に、子供の頃から見守る感情「ヨロコビ」「カナシミ」や、新たな大人の感情「シンパイ」「イイナー」「ダリィ」「ハズカシ」が現れ、ライリーが感情の混乱に悩み葛藤する姿を描く。

「大人になるとヨロコビは失われていくのか?」という深いテーマや、自分のダメなところも愛おしくなる感動のラストが大人たちの心に深く刺さり、日本に先駆け全米はじめ世界各国で公開されるや、世界興行収入がアニメーション映画歴代No.1の『アナと雪の女王2』(14億5400万ドル)も目前に迫る、歴史的な大ヒットスタートとなった。

内気で泣き虫だけど実は誰よりもやさしい「カナシミ」を演じた大竹。同作について、「この間、監督さんやプロデューサーの方にお会いして、4年以上の歳月をかけてこの作品を作ったというお話を聞き、愛情を込めてワンカットワンカットを作ったんだなということが改めてわかり、ぜひたくさんの人に見ていただきたいなと強く強く思いました」とアピール。

ディズニー&ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド2』で日本語版声優を務めた、左から大竹しのぶ、多部未華子(7月22日・大阪市内)

また、本作の軸となる「感情」についてのエピソードを問われると、「子どもがまだ幼い頃に初めて大阪の舞台に立ったとき、大阪のお客様が東京のお客様と全然違い、笑う時はわーっと笑って、その熱さにすごく感動したのを覚えています。こんなに待っていてくださるんだなと。あと、笑う時はこんなにはハッキリ笑ってくれるんだと大阪のお客様の温かさに感動しました」と明かした。 

さらに 「作品には登場しない私だけが持っている感情キャラクター」をフリップで発表。「ワクワク」と記入した大竹は「結構なんでも楽しみたい方なので、新しい台本が来る時とかどんな風にできるんだろうと思ってなんでもワクワクする方ですね。初めて作る夕飯のおかずについて、それを息子がどう言うかとか。ほとんどノーリアクションなんですけどね(笑)」と笑顔を見せた。

最後に、「多分観終わった後に、世界は『ヨロコビ』にあふれていなくちゃいけないんだと思える映画なので、是非楽しんでいただけたらとってもうれしいです。良い夏休みになる、1つのアイテムになると思うので、よろしくお願いします!」と、改めて作品をアピールした。

映画『インサイド・ヘッド2』は8月1日より、全国の劇場でロードショー。

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