戦後の法曹界で生きるヒロイン・猪爪寅子が、人々を救おうと奔走する連続テレビ小説『虎に翼』（ＮＨＫ朝ドラ）。７月３１日放送の第８８回では、かつての級友・崔香淑（チェ・ヒャンスク）が寅子に協力するため新潟までやってくるシーンが話題となった。

寅子（伊藤沙莉）は朝鮮人の顕洙（許秀哲）が容疑者として逮捕された放火事件を担当し、差別されている側に気持ちが寄ってしまうことに悩んでいた。そんななか、証拠品として提出された弟・広洙（成田瑛基）あての手紙に、放火したことを示唆するような文言が見つかる。
 
手紙に疑問を持った寅子は、朝鮮の言葉が分かる事務員・小野（堺小春）に協力を頼む。さらに、悩んだ寅子は女子部時代の同期で朝鮮半島出身の崔香淑（ハ・ヨンス）に新潟まで来てもらい、手紙を直接読んでもらうのだった。
 
ある事情から本名を捨て、日本で「香子」として生きていくことを決意したかつての級友・香淑（ヒャンスク）が再び登場し、寅子のため協力した今回の放送。
 
日本で生きていくため、寅子たちとも距離を置いた香淑の再登場に、ＳＮＳでは「ヒャンちゃんの登場に胸熱･･･！」「ヒャンちゃんのおかげで事態が急展開」「まさか来てくれるとは！」などの声が相次いでいた。
 
放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＮＨＫ　ＢＳ・プレミアム４Ｋでは朝７時半からスタート。８月１日放送の第８９回では、寅子が手紙の翻訳の正確性について弁護人と検察双方に意見を求める。

文／つちだ四郎