60歳から独学…SNSで注目の「隠れ巨匠の人形」が奈良へ

2024.8.4 10:00
  • 二上山に埋葬された亡き弟(大津皇子)を思う歌を万葉集に残した大伯皇女。「うつそみの 日となる我や 明日よりは 二上山を 弟と我が見む(この世の人である私は、明日からは、二上山を弟として眺めるのであろうか)」
  • 弟・大津皇子が眠る二上山を背景に大伯皇女と大津皇子の姉弟の人形が並ぶ。永瀬さんが「愛する人を失った絶望や悲しみを形にしたい」と、有間皇子に続き、人形づくりに駆り立てられた人物である大伯皇女
  • 万葉集に「家にあれば 笥に盛る飯を 草まくら 旅にしあれば 椎の葉に盛る(家にいたなら食器に盛る飯なのに、草を枕とする旅の身なので、椎の葉に盛る)」の歌を残した有間皇子。蘇我赤兄に裏切られ、捕まり紀伊国へ護送される際、死に向かう旅路で詠んだとされる
  • 蓮華の糸で一夜にして曼荼羅を織りあげ、29歳で女人として生身のまま極楽往生した(女人往生)説話が残る中将姫。二上山の麓にある當麻寺(奈良県葛城市)で出家した。折口信夫の『死者の書』では、二上山に葬られた大津皇子の亡霊とまみえる
  • 二上山に埋葬された亡き弟(大津皇子)を思う歌を万葉集に残した大伯皇女。「うつそみの 日となる我や 明日よりは 二上山を 弟と我が見む(この世の人である私は、明日からは、二上山を弟として眺めるのであろうか)」
  • 弟・大津皇子が眠る二上山を背景に大伯皇女と大津皇子の姉弟の人形が並ぶ。永瀬さんが「愛する人を失った絶望や悲しみを形にしたい」と、有間皇子に続き、人形づくりに駆り立てられた人物である大伯皇女
  • 万葉集に「家にあれば 笥に盛る飯を 草まくら 旅にしあれば 椎の葉に盛る(家にいたなら食器に盛る飯なのに、草を枕とする旅の身なので、椎の葉に盛る)」の歌を残した有間皇子。蘇我赤兄に裏切られ、捕まり紀伊国へ護送される際、死に向かう旅路で詠んだとされる
  • 蓮華の糸で一夜にして曼荼羅を織りあげ、29歳で女人として生身のまま極楽往生した(女人往生)説話が残る中将姫。二上山の麓にある當麻寺(奈良県葛城市)で出家した。折口信夫の『死者の書』では、二上山に葬られた大津皇子の亡霊とまみえる
(写真4枚)

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