警戒するとピタッ…!「枝になりきる」鳥がニフレルに仲間入り

2024.8.2 07:30

ニフレルにやってきた「オーストラリアガマグチヨタカ」。2階「うごきにふれる」ゾーン手前の柱の上が2羽の定位置(左から、おしるこ、あずき)

(写真6枚)

ガマグチのような大きな口と、羽の模様を活かして枝になりきる「擬態」が特徴的な鳥「オーストラリアガマグチヨタカ」が2羽、大阪・吹田のミュージアム「NIFREL(ニフレル)」に仲間入り。状況によって変化する体の形や表情を見ることができる。

フクロウに似ているが、ヨタカ目に属する全く異なる生きもの。オーストラリア全域に生息し、日中は体を細くして木に擬態し、暗くなってから活動する。身を守るために樹皮そっくりな羽の模様を活かし、体を伸ばして静止する姿はまるで木の枝だ。

今回は、「神戸どうぶつ王国」で生まれた「おしるこ」(1歳オス)と「あずき」(0歳オス)が「ニフレル」にお引っ越し。展示に向け、7月22日より2階の「うごきにふれる」ゾーンで様子を見ながら飼育されてきた。

体重は約400g。今ではすっかり環境に慣れ、日中はぽってりと身体を丸めて2羽並んで眠っている姿がよく見られるという。また、ワオキツネザルに鋭い視線を向けて威嚇したり、オウギバトが近づくと木の枝になりきって擬態したりと、さまざまに変化。

オウギバトが近づいた際、木の枝になりきって擬態していた「オーストラリアガマグチヨタカ」(左下)

「目力のある黄色い目や、他の生きものの鳴き声や動きに反応して『グワグワ』と鳴く声など、見るたびに異なる姿と表情から目が離せません」と、早くも飼育スタッフの心を掴んでいるようだ。

商業施設「EXPOCITY」内にある「ニフレル」の営業時間は、夏期の平日(8月23日まで)・土日祝が朝9時30分~夜7時、8月10日~16日が朝9時~夜8時、8月26日以降の平日が朝10時~夕方6時。入館料は大人2200円、小中学生1100円ほか。

「NIFREL(ニフレル)」

住所:吹田市千里万博公園 2-1 EXPOCITY 内

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