百合の物忘れが深刻化、余貴美子の繊細な演技に称賛「さすが」

2024.9.3 20:00

『虎に翼』第112回より。写真左より、百合(余貴美子)、寅子(伊藤沙莉)、優未(毎田暖乃)(C)NHK

(写真5枚)

動乱の昭和を舞台に、ヒロイン・寅子が人々を救うため奔走する姿を描いた連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。9月3日放送の第112回では、義母・百合の物忘れが進行し、その姿を演じた余貴美子に称賛の声が寄せられている。

4年に及ぶ準備を終え、ついに原爆裁判の口頭弁論が始まる。寅子(伊藤沙莉)は裁判の傍聴席に記者・竹中(高橋努)の姿を見つける。竹中は、亡き雲野(塚地武雅)から託された裁判の記録を記事にしようとしていた。

竹中やよね(土居志央梨)の、裁判にかける強い思いを知る寅子。それから1年半の月日が流れたものの、裁判はいまだ結審せずにいた。一方、星家では義母・百合(余貴美子)の物忘れが深刻なものになりつつあった。

航一(岡田准一)が百合の物忘れを「老年性痴呆症」ではないかと指摘した今回の放送。さらに、百合が孫・のどか(尾碕真花)が就職したことを忘れ、家族からのけものにされていると怒るシーンも描かれた。

一連のシーンを受け、SNS上では「認知症の進行する様子がリアル・・・さすが余貴美子さん・・・」「このあまりにも難しい役は、やはり余貴美子さんにしか成し得ないよなあ」「余貴美子さんが『優しいおばあちゃん』役で終わるわけないよね」など、演技やキャスティングへの称賛の声が相次いだ。

放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。9月4日放送の第113回では、記者・竹中の記事によって、原爆裁判は世間から注目を集める。

文/つちだ四郎

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