彰子役・見上愛が滋賀に「人生で一番歓声を浴びたかも(笑)」

2024.9.9 07:00

『光る君へ』のスペシャルトークショーに登場した彰子役・見上愛(左)、まひろ役・吉高由里子(9月8日・滋賀県大津市)

(写真10枚)

「大津市民会館」(滋賀県大津市)で9月8日、現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』(NHK)のスペシャルトークショーが開催され、紫式部/まひろ役の吉高由里子とともに、彰子役の見上愛が登場。彰子の心情の変化など、名シーンの裏側を語った。

■ 無表情の彰子「心の中ではたくさん揺れ動いてる」

応募総数7500人のなかから勝ち抜いたドラマファン約1100人が集まったこの日。大きな歓声と拍手で迎えられ、大河初出演の見上は、「人生で一番歓声を浴びたかもしれないです(笑)。すごいですね」と驚きを隠せない様子に。

吉高由里子の話に爆笑する見上愛(9月8日・滋賀県大津市)

第26回から彰子として出演している見上。「実際に放送を観てからクランクインしたので、ファンの1人として観ていた作品に出演できてすごくうれしかったです。最初の撮影ではすごい緊張でガチガチだったんですけど、座長の吉高さんが喋りかけてくださって、輪に入れました」と明かすと、吉高は「かわいいから!」と笑顔になっていた。

数話にわたり「仰せのままに」としか言葉を発さず、自身の感情をほとんど明かすことがなかった彰子。見上は「撮影が始まる前に監督と話をして、何も思ってなくて『無表情』なわけじゃなくて、いろんなことを思ったり考えた結果、出し方がわからなかったり、人にどう思われるかが怖いから出さないっていう風になったんです。なので、心の中ではたくさん揺れ動いてました」と明かした。

「仰せのままに、の感情表現とか間の取り方が難しくて。相手を気まずくさせないといけないことに、『見上愛』が耐えきれなかった(笑)」と明かす見上愛(9月8日・滋賀県大津市)

また、彰子が一条天皇について意識したのは「出会った瞬間からだと思う」と見上。「一条天皇と初めて会ったとき、台本のト書きには『キュンとしているが、表情に出ない』って書いていたんです。最初から結構『かっこいい』って思ってた」と明かし、観客を驚かせていた。

「このシーンのト書きにも『キュン』って書いてたよね」と明かす吉高由里子(9月8日・滋賀県大津市)

■ 見上愛に、吉高由里子デレデレ「ほんとかわいい!」

まひろと関わってから少しずつ変わり始めている彰子。吉高は「まひろは最初、内裏に上がることについて前向きじゃなかったと思うんですよね。でも中宮様(彰子)が一瞬心の扉を開いてくれたときがあって、そのときにピーン!ってなったんだと思う」と振りかえりつつ、「かわいい~! 大好きなんですよ、私。かわいい、かわいい」と終始、吉高が見上にデレデレとなっていた。

この日は前日に滋賀入りし、比叡山延暦寺や石山寺を訪れたという見上愛。「(NHK大津放送局マスコットキャラクターの)びわッピーと色味が一緒で」(9月8日・滋賀県大津市)

最後に今後の注目ポイントとして、見上は「彰子は、最初の頃からは想像もつかないような女性になっていくので、その変化を楽しみにしていただければと思います」と呼びかけていた。

この模様は9月23日・夕方6時5分からNHK総合で特別番組『まひろと彰子 物語が生まれる地へ』として放送される予定。

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