電車のヘッドマークで発見、兵庫「高砂万灯祭」ってどんな祭?

2024.9.13 09:00

高砂神社の和みの灯り会場(2023年の開催時の様子)

(写真6枚)

9月のある日、姫路〜神戸・大阪を結ぶ「山陽電車」に乗車すると、列車先頭部のヘッドマークに「たかさご万灯祭」の文字が。9月14日、15日に開催される『高砂万灯祭』とは一体どんなイベントなのか? 「高砂市役所」に聞いてみた。

レトロな町並みの残る兵庫県高砂市で開催される『高砂万灯祭』は、高砂市高砂町が兵庫県の景観形成指定地区に指定されたのをきっかけに、2006年からスタート。今回17年目を迎える秋の恒例イベントで、2023年には開催2日間で約5万人の来場者が訪れたという。

「阪神山陽直通特急」のヘッドマークに「高砂万灯祭」が登場

「一年に一度、星が降りてくる街へ・・・」をテーマに、山陽電鉄高砂駅の南側のまち一帯を祭りの会場にし、神社や寺、古民家、学校、広場や公園などをキャンドルでかざったり、ライトアップしたりして、古い町並みを光で包む。

会場のひとつで、能・謡曲の演目「高砂」(世阿弥作)の舞台の一つとも言われている由緒ある「高砂神社」は、当日は約3000個のキャンドルで美しく飾られる。

昭和初期に建てられた、もともと鐘淵紡績高砂工場の迎賓館として建てられた洋館「出汐館」をメインにした「夢の灯り会場」では、色鮮やかなイルミネーションも。

出汐館前広場の夢の灯り会場(2023年の開催時の様子)

また「JAZZ Gallery2024」と題し、815年に創建された名刹「十輪寺」の境内をはじめ、市内5か所ではジャズライブも開催される。アーティスト約20組が出演し、2004年公開、上野樹里主演の映画「スウィング・ガールズ」のモデルとして知られる「兵庫県立高砂高校ジャズバンド部」も登場。元気いっぱいのパフォーマンスで、祭りを盛り上げる予定だ。

十輪寺のジャスライブ(2023年の開催時の様子)

各会場には飲食も多数出店。お祭りの定番メニューから、穴子寿司、牡蠣コロッケなど地元の海の幸を活かしたメニューまで幅広く楽しめる。さらに今年は、プレゼントが当たる市制70周年記念デジタルスタンプラリーも開催される。

担当者は「山陽電車高砂駅前のまち一帯がお祭り会場になります。近隣の駐車場台数がかなり限られるので、できるだけ電車で来場いただき、まち歩きを存分に楽しんでほしい」と話す。

『高砂万灯祭』は9月14日、15日の2日間。開催時間は夜6時~夜9時。

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