法曹界で生きるヒロイン・猪爪寅子の挫折や挑戦を描く連続テレビ小説『虎に翼』（ＮＨＫ朝ドラ）。９月２４日放送の第１２７回では、寅子が美佐江の娘・美雪と対峙するシーンを受け、２人を演じた片岡凜に称賛の声が寄せられている。

友人に売春や窃盗をさせた疑いで調査を受けた美佐江の娘・美雪（片岡凜）。寅子（伊藤沙莉）は美雪から「人を殺していけない理由」を問われ、かつて美佐江からも突きつけられた問いに、寅子は長らく考え続けてきた答えを口にする。

それから半年が経ち、施設で暮らしていた美雪は「きちんと人生を歩んでいける」と判断され、不処分となる。美雪の一件を経た寅子と調査官・音羽（円井わん）は、子どもたちとの向き合い方を率直に話し合うのだった。

今回の放送では、かつて寅子が新潟にいた時代に美佐江から聞かれた「どうして人を殺しちゃいけないのか」という問いを、時を経て再び美雪から問われるシーンがあった。

ＳＮＳ上では「片岡凜さんの演技力に震えた」「美雪と美佐江の演技の分け方がすごいな」「片岡凜ちゃんの美佐江と美雪の二役の違いの凄さよ！」など、美佐江と美雪、二役を演じ分けた片岡への称賛の声が続出。

２０２２年にシンガーソングライター・優里のＭＶ『レオ』出演で芸能界デビューを果たし、その後も『石子と羽男 ｰそんなコトで訴えます？ｰ』（ＴＢＳ）や『ボーイフレンド降臨！』（テレビ朝日）、『ギークス〜警察署の変人たち〜』（フジテレビ）など話題作に出演。今年１０月からは日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』（ＴＢＳ）に出演予定となっており、ますます目が離せない存在となりそうだ。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＮＨＫ　ＢＳ・プレミアム４Ｋでは朝７時半からスタート。９月２５日放送の第１２８回では、美位子（石橋菜津美）が起こした事件の判決が出されようとしていた。橋本環奈がヒロインをつとめる『おむすび』の第１回は９月３０日よりスタート。

文／つちだ四郎