シューズメーカー「ニューバランスジャパン」（本社：東京都千代田区）の西日本最大級規模となる公式ショップ「ニューバランス心斎橋」（大阪市中央区）が９月２７日にオープン。同店が立地する「心斎橋筋商店街」では近年、多くのスポーツブランドの出店が相次いでいる。

大阪・ミナミに位置するアーケード商店街「心斎橋筋商店街」は、各線の駅から近いこともあり、多くの観光客や買い物客で賑わうエリアだ。

なかでもスポーツブランドは盛り上がりを見せており、ここ１年だけでも３フロア構成の「ＮＩＫＥ ＳＨＩＮＳＡＩＢＡＳＨＩ」をはじめ、スポーツメーカー・ミズノのシューズ中心となる新業態「ミズノショップ心斎橋」、「サロモンストア 大阪 心斎橋」がオープン。ほかにも「アディダス」「アシックス」など、多数のショップが揃う。

そんなスポーツブランド激戦区ともいえるエリアに、新たに参入した同店。９月２６日におこなわれた内覧会では、同社の営業本部リテール部シニアマネージャーをつとめる中塚博氏が「インバウンド全盛期ともいえる２０１９年頃から、心斎橋エリアでの出店を目指しサーチを始めていました。コロナ禍で状況が大きく変わり、出店も少しずつ加速していくなかで、いよいよこのエリアでの出店となりました」と経緯を説明した。

さらに、同店では直営店では初となるゴルフウェアやシューズの専門フロアも設けるほか、「コミュニケーション」に重きを置いたフロアづくりを意識している。中塚氏は「インバウンドの方も多く来店されるということで、国内の方はもちろん、この店舗を中心に世界に向けて発信していきたいです。そういった意味で、日本でしか扱っていないユニークなアプローチができれば」とコメント。

また、同店の店長・吉田浩康氏は同エリアにシューズを取り扱う店舗が集中していることを受け、「それだけ集客が見込めるということで、チャンスだと捉えています。そのなかで、弊社ならではの商品とサービスをしっかり提供することでお客さまにも来ていただけると思っています」と意気込んだ。

同店の営業時間は、昼１１時～夜８時。場所は、大阪メトロ心斎橋駅６番出口より徒歩１分の「マリング心斎橋ビル」。

取材・文・写真／つちだ四郎