神戸「須磨海づり公園」が大変身、飲食できる絶景テラスも

2024.10.28 17:00

プレオープンイベントでは抽選で選ばれた釣り愛好家などが集結し、入場列を作った(10月27日・神戸市須磨区)

(写真9枚)

台風被害により休園していた「須磨海づり公園」(神戸市須磨区)の再整備が完了し、11月1日にリニューアルオープン。10月27日にプレオープンイベントが開催され、抽選に当たった150名が釣りを楽しんだ。

1976年に開園した同施設は、山陽電車「須磨浦公園駅」から車道に出ることなくアクセスできる好立地で、本格的な釣り人から、初心者やファミリーまで幅広い人が利用する人気の釣り場だった。しかし2018年の台風被害で休園。釣台の支柱以外を新しくやり直し、縮小して6年ぶりの再開になった。

山と海の景色が楽しめる絶好のロケーション(10月27日・神戸市須磨区)

プレイベントに参加した神戸市在住の家族は、休園以前にときどき釣りに訪れていたと話し、「最初にここにきたときに、山があって海があってという神戸の良さがとても伝わる場所だと感じて、ここで釣りができるのがすごくいいと思いました。やっぱり気持ちがいいですね。電車で来れるのもよくて。またちょくちょく来たいと思っています」と、施設の再開を喜んだ。

27日のプレオープンイベントではテープカットなどセレモニーがおこなわれた(10月27日・神戸市須磨区)

売店では仕掛けつきの釣具のレンタルや餌の販売がおこなわれ、手ぶらでも釣りが楽しめる。レンタル釣具の仕掛けは、初心者も使いやすいサビキと針に餌をつけるタイプから選択可能。今の時期は、鯛、アオリイカ、アジ、サヨリなどが釣れるそうだ。

ベラが釣れた人も!「娘が好きなので、塩焼きにします」と話していた(10月27日・神戸市須磨区)
ひろびろした釣台(10月27日・神戸市須磨区)

また、釣りをしない人も楽しめる施設として「sumaテラス」が誕生。パラソルやリクライニングチェアなどが配置されており、ゆっくり過ごせるほか、飲食店もオープン。イートインスペースがある「海鮮食堂すま家」では、海鮮丼や手巻き寿司、ラーメン、おでんなどがスタンバイ。ほかにコーヒーやドーナツ、アルコールを販売するキッチンコンテナもあり、海景を望みながらのんびりできそうだ。

釣りをしない人も楽しめる「sumaテラス」。ロケーションも良くファミリーにもぴったり(10月27日・神戸市須磨区)

「須磨海づり公園」の釣台の入場料は、おとな4時間まで1200円、4時間以降1時間につき300円、見学200円(こども料金あり)。仕掛けつきレンタル釣具は1本1000円。開園時間は、朝7時から夕方5時まで(4〜10月は朝6時から閉園時間は月によって異なる)。

取材・文・写真/太田浩子

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