「5番目の妻」を演じる鈴木愛理、舞台に意欲「初めて自分から…」

6時間前

歌手・俳優として活躍する鈴木愛理(10月7日・大阪市内)

(写真3枚)

「℃-ute」の元メンバーで、現在は歌手・俳優として活躍する鈴木愛理が、イギリス発のミュージカル『SIX』の日本人キャスト版に出演する。10月7日に鈴木の会見が大阪市内でおこなわれ、本作との運命的な出会いや、ミュージカルへの思いについて語った。

■ 「一見派手でやんちゃだけど…」(鈴木)

歌手・俳優として活躍する鈴木愛理(10月7日・大阪市内)

鈴木はミュージカルについて「日々のつらさを全部忘れさせてくれるぐらい、夢が詰まった空間。普段から1人でよく観に行っていて、特に『キンキー・ブーツ』が大好きです」と、その愛を語る。自分が出演するという気持ちはあまりなかったが、動画サイトで『SIX』の舞台を観たときに、その思いが一変したという。

「『なんだこれは! この世界に入ってみたい』と思ったので、オーディションの話を聞いて、初めて自分から『受けたいです』と言いました」と振りかえる。しかも、もっとも興味を持っていたキャサリン・ハワード役をゲット。「ハワードのソロが、一番好きな曲だったので。オーディションではほかの役も受けたんですが、ハワードをやりたい! という気持ちが伝わってよかったです」と笑う。

『SIX』に登場するのは、英国史上もっともスキャンダラスな国王・ヘンリー8世の6人の妻たち。現代に生まれ変わった彼女らがグループを結成し「誰が一番ヘンリーにひどい目にあったか」を、歌とダンスで競い合う。わずか80分で、次々に多彩なポップ・ミュージックを披露していくという、むしろアイドルのライブに近いステージだ。鈴木が演じるハワードは5番目の妻で、浮気を疑われて斬首されたという、なかなかハードな史実を背負っている。

ハワードは、アリアナ・グランデやブリトニー・スピアーズをイメージしたキャラクター。「一見派手でやんちゃだけど、真実の愛を求めつづけた、ある意味ピュアな女の子。自分にしかわからないさびしさや傷を持ち合わせていると思うので、その部分を演じるのが大事になると」と予想。

さらに、元アイドルグループのメンバーということで「グループでしかできない表現方法があることを知っているので、それを上手く活かせたら」と意気込みを語り、最後に「大阪公演の頃には、このグループはだいぶ温まっていると思います。元気をもらいたい方々、歴史に興味がある方々も、私たちのパワーを受け取りにきてください」と呼びかけた。

歌手・俳優として活躍する鈴木愛理(10月7日・大阪市内)

『SIX』は2025年1月から開幕する東京、愛知公演を経て、3月7日~16日に「梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ」(大阪市北区)で上演。チケットは1万4000円で、10月27日から発売開始。※出演者は日程により異なります。キャストスケジュールは公式サイトを要確認

取材・文・写真/吉永美和子

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本