京都で「草間彌生」の大規模版画展が決定、約300点が集結

11時間前

《こんにちは》1989年/シルクスクリーン

(写真5枚)

世界的前衛芸術家・草間彌生(1929~)の版画の世界を堪能できる展覧会が2025年春、「京都市京セラ美術館」(京都市左京区)でおこなわれる。

「第45回ヴェネチア・ビエンナーレ」(1993年)において、日本を代表する作家として世界の舞台へ立った草間。その前段で積極的に版画制作に取り組んだことも、現在の評価につながる大きな原動力となった。

《愛はとこしえ[TAOW]》2004年/シルクスクリーン

近年は、富士山を主題に浮世絵の木版画の技法を用いた連作や、モノクロームの大型シルクスクリーン作品『愛はとこしえ』シリーズなど、特徴的な作品を発表している草間。同展では、世界最大の草間コレクションを誇る草間彌生の故郷・長野県松本市にある「松本市美術館」が所蔵する版画作品から厳選した約300点を展示し、草間の版画芸術の魅力と軌跡を展観する。

《生命は限りもなく、宇宙に燃え上がって行く時》2014年/木版

展覧会の詳細は、2025年1月頃の発表を予定。版画展『松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界—反復と増殖—』は「京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ」にて、2025年4月25日から9月7日までの開催。

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