キドフェノ、デビューから1年で掴んだ個性「いかに楽しむか」
LDH所属、7人組ダンス&ボーカルグループ・KID PHENOMENON(キッド フェノメノン)が10月9日、4thシングル『Unstoppable』をリリース。12日には「阪急西宮ガーデンズ」(兵庫県西宮市)に登場し、パフォーマンスを披露した。
LDH史上最大規模のオーディション『iCON Z ~Dreams For Children~』男性部門ファイナリストの敗者復活組7人で構成され、一度はオーディションに落選するものの、第二章で見事デビューをつかみ取った同グループ。デビューから約1年、同世代のボーイズグループと切磋琢磨するなか掴んだ「キドフェノ」らしさとは。関西出身のメンバー・夫松健介、川口蒼真に話を訊いた。
■ デビューから1年、挑戦するのがキドフェノらしさ
──先ほど「阪急西宮ガーデンズ」でのライブMCで、健介さんが「1周年を迎えて、模索するなかで1つ見つけた答えが4thシングルに詰まっている」とおっしゃっていましたが、詳しく教えていただけますか。
健介:1年目はいろんな方に僕たちのことを知っていただきたいという思いで、どういう見せ方が1番いいのかをいろいろ模索してきました。『Wheelie』『存在証明』『ONE DAY』とシングルを出して、2年目を迎えての4thシングル、というときに、スタッフさんやメンバーで話し合って、原点回帰で「挑戦すること」が僕たちらしさなんじゃないかという結論に至ったんです。
蒼真:歌詞も英語が多くて、日本のみならず世界の方々にも楽しんでもらいたいなと。そういった意味ではすごく挑戦的ですし、今後僕たちがいろんな目標を達成していくなかで、今回の『Unstoppable』がすごくきっかけになるんじゃないかなと思っていて、気合いが入った作品になっています。
──それはパフォーマンスからもすごく感じられました。
2人:ありがとうございます!
──その、キドフェノらしさ=挑戦することというのは、Jr.EXILEとNEO EXILEの総勢65名が出演した『BATTLE OF TOKYO』などで、先輩グループや同世代との共演で感じたり、影響があったりしたんでしょうか?
健介:そうですね。『BATTLE OF TOKYO』では、タイトルの通り「バトルする」というテーマではあるんですけど、キドフェノとしてはめっちゃバトルしに行くというより、純粋にそのライブを楽しもう、1番楽しんでやろうみたいな意識で取り組みましたね。
蒼真:『BATTLE OF TOKYO』はやっぱりすごい人数が出演するので、どうやったらほかのグループと差別化できるかというのをグループ間でも話し合いました。そのなかでやんちゃな感じが自分たちらしいんじゃないかなって。
──そうだったんですね。
蒼真:とか言いながらも、やっぱり負けず嫌いなメンバーが多いので、どこか心の中では「誰よりもかますぜ」っていう気持ちは全員持ってました(笑)。なんかいますよね、アニメにも。強くなさそうやけど、1番強いやつ。そういう感じで行こう、みたいな話し合いをしてました。
──NEO EXILE世代のLIL LEAGUE、KID PHENOMENON、THE JET BOY BANGERZ、WOLF HOWL HARMONYの4グループも、それぞれダンス、ボーカルなど強みも個性も違いますよね。
健介:この前のNEO EXILEでのライブも、ほかのグループがダンススキルや歌でバチバチに魅せるなか、キドフェノは「楽しむ」っていうのを1番に考えてて。なんか、楽しんでる自分たちが1番かませるんですよ。
蒼真:確かに。
健介:最初からかまそうとするとガチガチになって空回りするところがあって、みんなでイエーイってやってるときの方が「かませるぞ、かませるぞ!」みたいなテンションになってくる。
──それは活動のなかで徐々にわかってきた感じですか?
健介:今年の春に出演した『NEXT VIRAL ARTIST』(SUPER★DRAGONやWATWINGなど他事務所のグループとも共演)がきっかけかも。ダンストラックのパートを作るとき、結構考え込んでたらわからなくなってきて。あ、そのときは蒼真と作ってたよな。
蒼真:うん。
健介:なんか、人間には無理なんじゃねえか? みたいな動きをやってみようってなって、とりあえず暴れ回る振りを作ってみたら、みんなも楽しくなって。結局7人で「次こんなんおもろいんちゃうん」「これめっちゃいいやん」みたいに遊んで取り組んだらどんどん良いのができたんです。そこから「自分たちが楽しむ」ということをより意識するようになりました。
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