模索続ける吉本新喜劇、5年ぶり新星発掘オーディションの狙いは

10時間前

約5年ぶりの開催が発表された「金の卵オーディション」(10月18日・大阪市内)

(写真4枚)

10月18日に「なんばグランド花月」(大阪市中央区)で開催された『吉本新喜劇まつり2024』で、約5年ぶりとなる「金の卵オーディション」の実施が発表された。コロナ禍の影響で2019年に実施された11回目以降動きがなかった同企画、新星発掘となるか。

「もっと奮い立たせないと」寛平GMの熱き思い

オーディション開催は間寛平GMが就任してから初となる(10月18日・大阪市内)

2005年に初開催された「金の卵オーディション」。新喜劇の座員を募集し、これまで現座長の吉田裕や酒井藍、森田まりこや松浦真也など数々の人気者を輩出してきた。

2022年にGMに就任した寛平は、これまでに総選挙の実施や若手座員ユニット「秘蔵っ子」のプロデュースをはじめとし、数々の施策で新喜劇を盛り上げてきた。公演後におこなわれた囲み取材では、「中堅や他の座員をもっと奮い立たせないといけない」と同オーディションを復活させる意図を語った。

「イケメンがいない」座長たちが求める人材は?

過去に同オーディションで新喜劇に入った座員・吉田裕(左)と酒井藍(右)も期待を寄せる「金の卵オーディション」

また、求める人材について座長のすっちーが「ほんまに今ね、イケメンがいないんですよ」「おもしろ女子枠も岡田直子が独占みたいになってて」とリアルな事情を吐露すると、同じく座長のアキも「子役もいないんですよね」と応じていた。

さらに2007年の同オーディションで新喜劇入りを果たした酒井は、当時の心境を振り返りつつ、「『オーディションいつあるんですか?』ってよく聞かれるんです。新喜劇に入りたくてNSC(吉本の養成所)に入って、開催されないからまたNSCに入り直した人までいるほど。きっと喜んでる人はいっぱいいると思います」と明かした。

近年『PRODUCE 101 JAPAN』(通称:日プ)や『timeleszproject』といったオーディション企画が絶大な人気を誇るだけに、今後の動向が注目される同企画。寛平GMは「今のところ募集人数は決めていない。いい子が来たら入れようと思ってます」と話した。

「吉本新喜劇 金の卵12個目オーディション」の応募期間は、11月1日から12月31日まで。詳細は吉本新喜劇公式サイトにて。

取材・文・写真/つちだ四郎

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