辛いもの苦手な人に朗報、「ブライト」をそのままかけるだけ!?

2024.11.4 09:00

キムチ鍋など辛いものにかける『追いブライト』とはなんぞや?

(写真5枚)

韓国の袋麺「辛ラーメン」などの、旨辛インスタント食。「たまに食べたくなるけど辛すぎる・・・」ということで、牛乳やチーズ、卵を混ぜてまろやかにアレンジする人もいるそうだ。でもそれらが常に冷蔵庫にあるわけでもなく・・・。

そんななか、なんとコーヒーに入れるクリーミングパウダー「ブライト」をぶっ込めば良いという情報を手に入れた。SNSでは完成したキムチ鍋やカレーに「ブライト」をそのまま入れている、なんともシュールで信じがたい写真が上がっていたのだが、投稿していたのはなんと「ブライト」の公式アカウント!

これらを『追いブライト』と呼んでおり、さまざまな企業とのコラボメニューも打ち出していた。なかなかインパクト抜群の使い方について、同商品を販売するメーカー「ネスレ日本」(本社:神戸市中央区)の担当者・ハンクス香里さんに『追いブライト』誕生のきっかけなど聞いた。

「ブライト」の担当者・ハンクス香里さん

■ 味を薄めることなく、辛さをマイルドに

──コーヒーで使う「ブライト」がまさかの料理に使われていて、めちゃくちゃ驚きました。これは本当に公式でおすすめされている使い方なのでしょうか?

はい、そうなんです。料理の手法で、風味やコクを増すために『追い鰹』というのがあるように、料理の出来上がりに「ブライト」を後がけして自分好みのコクとクリーミーさを楽しむことを『追いブライト』と名付け、コーヒーだけでなく料理でも「ブライト」が使える方法を発信しています。

実際「ブライト」は、レストランやホテルのシェフはシチューやホワイトソースなどの料理にコクやクリーミーさを加えるために使われていました。

そこから今では牛乳だけではできないコクを加えたり、トマトの酸味を和らげるためにナポリタンに『追いブライト』を提案したり、持ち運びが便利なことからキャンプシーンでも活用していただいたりと、「ブライト」の楽しみ方がどんどん広がっています。

──正直、味が想像できないというのが本音です。「ブライト」を入れても料理はおいしく食べられるのでしょうか?

もちろん、自信を持っておすすめしています。牛乳や豆乳などの液体を料理に入れると、まろやかになりますが、全体の味が薄まってしまいます。でも「ブライト」なら味を薄めることなくマイルドにしつつ、またコクを料理に加えることができるんです。料理の味を変えずに、コクうまクリーミーに美味しくでき、さまざまな料理に使えるんですよ。

──だからこそ、さまざまな食品メーカーなどとコラボされているのでしょうか?

そうなんです。さまざまな企業のみなさんと一緒に『追いブライト』で新しい食の楽しみ方を創出し、コラボ企画を実施しております。

──家庭ではどういった使い方ができるのでしょうか?

キムチ鍋や麻婆豆腐などの唐辛子の辛みが効いた料理に使うのはおすすめです。小さいお子さんがいるご家庭では、「ブライト」があればカレーは子ども用と大人用を分けて作らなくていいと評判です。

──大人と子どもが同じものを食べられるのは助かりますね!

「ブライト」を通して、コーヒーでほっと一息つく時間はもちろん、新しいメニューでわくわくする驚き、笑顔も届けていきたいです。ぜひ試してみてください。

■ さっそく、激辛ラーメンに入れてみた

唐辛子の効いた料理に合うということで、やはり激辛ラーメン「辛ラーメン」にも合いそうだ。まずはスプーンに山盛り一杯。粉を入れたばかりのラーメンの見た目はめちゃめちゃ違和感があるが、まぜると白濁して、まろやかになったように思う。

混ぜてみると

食べてみると辛味が抑えられたうえに、コクがあって、おいしくなったように感じた。いつもなら生卵などを使うので、辛みだけでなく全体の味も薄くなってしまっていたので、辛味だけを抑えたい場合は「ブライト」のほうが良さそう。粉なので量の調整がしやすく、好みの味に近づけやすいのもうれしい。

白濁し、ミルキーな色のスープに

■ 秋から冬にかけてはキムチ鍋にもおすすめ

これからの鍋の季節には、キムチ鍋などに使うのもおすすめ。家族で辛さの好みが違っても、一人ずつ自分好みに調整が可能。辛いものが好きな人も、コクが増して、いつもと違う味わいになるので味変用として使うのも良さそう。

辛いものが苦手な人だけでなく、味変用として使うのもおすすめ

また、プレーンヨーグルトに加えると酸味を和らげてくれたり、関西のお祭りの定番お菓子「ミルクせんべい」のミルククリームを作れたりと、コーヒー以外の使い方が色々とあるので、一つストックしておくと便利かもしれない。

取材・文・写真/野村真帆

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