大阪・梅田のアニメイトが移転、どう変わった? 全国初の試みも

2024.11.15 07:15

同店最大の特徴ともいえる「ステージはん」。11月14日時点では、アニメ『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』の展示をおこなっている

(写真13枚)

大阪「梅田センタービル」内のグッズ専門店「アニメイト梅田」(大阪市北区)が、11月15日より商業施設「NU茶屋町」の3階フロアに移転。従来の店舗から進化し、「今までにない新しいアニメイト」がテーマとのことだが、果たしてどのように変わったのか?

■ 国内外問わず楽しめる「情報発信の場」へ

11月15日に移転し、一部区画が先行オープンする「アニメイト梅田」

2011年のオープン以来、アニメや漫画、ゲームのファンたちが集う場として親しまれてきた同店。阪急「大阪梅田駅」近くの施設「NU茶屋町」が「『好き』をとことん追求・楽しめる施設」をコンセプトにリニューアルするのに伴い、移転が決まったという。

フロアに足を踏み入れ、まず目を惹くのが入口近くの展開スペース「ステージはん」だ。全国のアニメイトでも初となる取り組みとなっており、そのシーズンで一番おすすめな商品が円形のスペースに設置され、来店客に新たなコンテンツとの出合いを提供できるような場となっている。

さまざまな国の言語でメッセージが書かれた「フキダシはん」のコーナー

また、スペース内には世界各国の言語で「アニメが好き!」というフキダシ型メッセージを設置。こちらは「フキダシはん」という同店初の試みとなっており、海外からの観光客が増加していることを受け、国内外を問わず楽しめる情報発信の場として展開される。

さらに、近年再ブームとなりつつある「LP盤レコード」を取り揃えた専用コーナーが設置される。同じく全国初の試みとなっており、アニメやゲームのLP盤に特化した、アニメイトならではの品揃えを強化していくという。

アニメイト初となるLP盤レコードの専用コーナー

これらの取り組みについて、担当者は「あくまで小売店ということで、これまでの店舗ではまずお客様の求める商品を並べることが必須項目となっていました。これからも商品を提供することを第一としていますが、くわえてこの店舗を選んでもらえるような情報発信装置を用意しました」と明かした。

店内の奥にある大型壁面告知。これほどの規模の告知は珍しいといい、今後は最新作品の情報が掲示されるという

店全体のデザインも新たな「推し」や作品に出会える場を意識。壁にフキダシ形の装飾が散りばめられ、天井がアニメイトのイメージカラーである鮮やかなブルー一色になるなど、他店舗にはないポップな店作りとなっている。

担当者によるとレジ台数も大幅に増えたといい、「これだけの台数は全国的にも珍しいと思います。以前の店舗ではどうしても混雑しがちでしたが、今後はスムーズにお会計ができるのでは」と、頻繁に同店を利用するユーザーにとってうれしい変化も。

休日などは混み合うことが多かった同店だが、移転後はレジ台数を増やしてスピーディーな対応を目指す

11月15日に一部区画がオープンする「アニメイト梅田」。2025年春のグランドオープンではフロアすべてがアニメイトとなり、より店舗面積が広くなるという。

取材・文・写真/つちだ四郎

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