ガールズグループの新星IS:SUE、個性光る表現力を強みに

16時間前

ガールズグループIS:SUE(左からNANO、YUUKI、RINO)

(写真5枚)

デビュー半年足らずの新星ガールズグループのパフォーマンスに今、多くの人が魅了されている──。日本最大級のサバイバルオーディション番組、初のガールズ版『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』のファイナリスト4人で結成され、今年6月にデビューを果たした「IS:SUE(イッシュ)」だ。

11月13日には2ndシングル『Welcome Strangers 〜2nd IS:SUE〜』(全4曲収録)をリリース。今Z世代を中心に絶大な支持を集めるメンバーのNANO、YUUKI、RINO(RINは活動休止中)が、初の大阪プロモーションで来阪。その魅力に迫った。

■ 自分を出し惜しみせず、やりきることが大事(YUUKI)

IS:SUE=異種という存在、その片鱗はあった?「短編番組が好きなんです。みんな金曜ロードショーが好きだと思うんですけど、私はその前の3分番組だけを見て消す、みたいなこともありました(笑)」(YUUKI)

日本では現在、大所帯のガールズグループも数多いるなか、少数精鋭のIS:SUE。リーダーのNANOは「人数が少ない分、一人一人の個性を生かせるし、コンセプト作りがすごくしやすい。『ありのままの4人で居続ける』ということを私たちのグループでは大切にしています」と語る。

続けてRINOも、「4人それぞれキャラも違いますし、得意なことも違う分、1人1人が目立っていける。4人でパフォーマンスするときに、それが良い意味で1つになって、各々の個性を潰さずとも成り立つグループだと思います」。

一方で、YUUKIは「実際に個性が出しやすいというのもあるんですけど、できるフォーメーションだけで見ると、バリエーションが少なくなりがちなんです。でも、同じ形でも誰がセンターにくるかによって違う絵がちゃんと見えるように、みんなが自分に任せられたパートをいかに魅力的にみせられるか研究をしています」と、日々の努力を明かした。

個性を大切に、グループで魅せる。NANOは「私が昔ダンスを習っていたころは、とにかく前へ前へ。それが当たり前だと思っていたんです。揃えたり協調性をもつというよりも、自分を出して自由に踊るみたいな教えもあって。でも高校で部活を始めて、周りと寄り添ったパフォーマンスの大切さに気付いて。そこから揃えたうえで自分のパートをどう魅せるかを磨くようになりました」。

「自分を表現することが苦手だったんです」と語るRINOは、「昔から、自分が前に立つというよりかは、誰かをサポートすることが向いていると感じていて。オーディション中はどうしたら自分をアピールできるのかという課題を自分自身に与えていました。自分を魅せるということで壁にぶつかって、そこで学んだことが、今に生かせているなと思います」。

IS:SUE=異種という存在、その片鱗はあった?「円周率を覚えるのが好きで。目に付くところのホワイトボードに円周率を全部書いて、空き時間で覚えて言えるようになるのが快感でした」(RINO)

YUUKIは「いつもボーカルレッスンを個別にうけているんですけど、あるとき4人で一緒にレッスンをうけたことがあって。私は元々ダンスの方に自信があって、歌は正直自信がなかった部分もあったので、主張して歌うというより、輪を乱さずにというか、少し抑えめに歌っていたんです。そのときに先生が『次はもうちょっとお互いに主張して歌ってみて』とアドバイスいただいて、4人で歌ったときがすごく良く聞こえて」。

この経験が「調和の概念」に変化をもたらしたという。「お互いを信じて自分を出し惜しみせず、やりきるということが大事なんだなということに気付けて。今ではみんなに120%の信頼をおいています。それまではパフォーマンスでも、振りは揃えてるからアレンジしない方が良いかなと考えたりすることもあったんですけど、みんなに合わせてうまく収まろうじゃなくて、それぞれが爆発したときに良い科学反応が生まれる。そっちの方が良いなと思えました」。

■ チームの雰囲気が良い作品作りに繋がっていく(NANO)

IS:SUE=異種という存在、その片鱗はあった?「幼少期は、弟と一緒に家のまわりでアクティブなことをして遊んでましたね。虫取り、鬼ごっこ、木登りも…アクティブな時代でした!」(NANO)

2ndシングルは「Welcome Strangers(ようこそ!変わり者たちの世界へ)」をタイトルに、マイノリティーの味方となるような、内面・外見問わず、人と変わっている自分に自身を持つこと、そして自分らしくあることを表現している。

リード曲『THE FLASH GIRL』と『Breaking Thru the Line』については公式YouTubeでMVやPVが公開されている。そのほか収録曲のうちの1つ、『Tiny Step』はミュージシャン・佐藤千亜妃が作詞を手掛けた。

IS:SUE (イッシュ) ‘THE FLASH GIRL’ Official MV

「『描いた夢を捨てないで』、この歌詞を見たとき、佐藤さんから私たちへのメッセージなんじゃないかなと感じ取れました。聞いているすべての方にこの歌詞を歌って届けたいと思いましたし、耳障りの良いサウンドと佐藤さんの書いてくださった素敵な歌詞を、味わいながらたくさんの人に聞いていただきたいなと思っています」(NANO)

「この曲をファンコンサート(11月に横浜で開催)で初めて披露させていただいたとき、REBORN(ファンネーム)とすごく繋がりを感じられたんです。大きな一歩というより、些細な日々の積み重ねが自分たちの未来をかえる・・・そういう意味合いが込められているところが注目ポイントですね」(RINO)

もう1曲の『Butterfly』についてYUUKIは「ラップの部分が珍しく日本語で埋め尽くされていて。『世間の基準との距離で 自分の価値 測ってしまいそうになるの でもね 私の世界で 正解はただ一つ “私”』という結構強いメッセージ性が込められた力強い歌詞と、やわらかい妖艶なサウンドとのギャップに注目してほしいですね」。

そして「まだパフォーマンス映像がないので詳しくは言えないんですけど」と笑顔を見せ、「サウンドから想像できる蝶の優美な妖艶さをパフォーマンスでも表現させてもらっていて。今までのIS:SUEとはまったく色が違うなと思ってもらえる曲になっています。パフォーマンスをお見せできる機会があればぜひ、REBORNに楽しみにしていてほしいなと思います」。

2ndシングル『Welcome Strangers 〜2nd IS:SUE〜』はオリコンデイリーシングルランキング(11/14付) で1位を獲得

平均年齢20.5歳ながら、先日の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)では中森明菜の『DESIRE~情熱~』をカバーし、SNSでも話題となり、「一瞬でファンになった」「カッコイイのに可愛さも秘めている」と、多くの称賛の声が挙がった。「かっこいい」という単語も多く見られたが、舞台を降りた彼女たちは、自然体で常に穏やかなムードだ。

NANOは「メンバー同士が仲良いのはもちろんなんですけど、マネジメントの方、普段支えてくださるいろんなスタッフさんがやさしくておもしろくて、波長が合う方が多いんです。IS:SUEのチームの雰囲気って本当に良くて居心地が良いなって。チームの雰囲気が、良い作品作りに繋がっていくのかなと思いますし、本当に自分は恵まれた環境にいさせていただいてるなと思います」と笑顔を見せた。

リード曲『THE FLASH GIRL』ほか4曲を収録した2ndシングル『Welcome Strangers 〜2nd IS:SUE〜』は現在発売中。

2024年12月28〜31日に「幕張メッセ国際展示場」(東京)4日間にわたっておこなわれる『COUNTDOWN JAPAN 24/25』に出演決定(IS:SUEは31日の出演)。

取材・文/Lmaga.jp編集部 写真/南平泰秀

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