2年連続「M-1敗者復活」へ…豪快キャプテン、ネタ作りも豪快!?

2024.12.15 19:30

お笑いコンビ・豪快キャプテン(左からべーやん、山下ギャンブルゴリラ)

(写真9枚)

『M-1グランプリ2024』の決勝進出を目指し、敗者復活戦(12月22日開催)に臨むお笑いコンビ・豪快キャプテン(べーやん、山下ギャンブルゴリラ)。昨年に敗者復活へ初進出、最近では関西のバラエティ番組では2人を見る機会も増加。今年は準決勝でも敗れはしたものの、たしかなインパクトを残した。

大阪らしい「濃さ」を放つ同コンビは今回、どこまで通用するのか期待は膨らむばかり。そんな2人に、『M-1』にかける思いなどについて話を訊いた。(取材・文/田辺ユウキ)

■ 去年よりは気持ちの面でも成長できた(べーやん)

2年連続の敗者復活へと進む2人

──2年連続で敗者復活戦に挑むことになりましたが、「決勝進出」「優勝」の文字は以前より現実味を帯びてきているのではないでしょうか。

山下:2023年の準決勝はごちゃごちゃ考えすぎていました。大阪勢も多くて、しかもみんな準決でちょっとだけネタをイジったりするんです。それを見ていると、「俺らもなんか変えなあかんのかな」と思ってしまって・・・。その結果、結構スベっちゃいましたね。

べーやん:でも、そう考えると2024年は「決勝」「優勝」をチラつかせながらやってきていたかもしれませんね。

山下:いやいや、マジか? お前、そんなこと考えてたん?

「やったんぞ!という気にもなれなくて…負け戦だった」と振りかえった2023年の敗者復活を糧に、今年は闘志を燃やすべーやん

べーやん:準々決勝の日にたまたま、さや香の新山さんと喋る機会があって。僕が「準決は最低でもいっておきたいですね」と話したら、「お前、それは去年までは出てけえへんかった言葉やな」と言われて。そこで、「確かにな」となりました。去年よりは気持ちの面でも成長してるんやろうなって。

──私が質問したときの、山下さんの顔が・・・(笑)。

満席の「よしもと漫才劇場」にて、ネタ中の2人

山下:いやいや。べーやんっていつもネタに対しては一切、なにも言ってこないですし、インタビューやからっていきなりそんなこと言い出して、なんかキモいなって・・・。そもそも2人でそんな話をしたことが今までないんです。決勝行こうとか、優勝を目指そうとか。いつも目先のことを必死でやってきていたから。

──ちなみに2023年の敗者復活戦の動画を見返したべーやんさんは、自分たちの顔色の悪さ、健康状態が悪そうなところが気になったそうですね。「これでは令和ロマンには勝てへんわ」と。

山下:準決でめっちゃスベったこともあって、敗者復活も「どうせスベるんやろうな」と思ってやってたし、だから顔色も良くなかったんちゃうかな。でもあのとき「生きろ」というネタをやったんですけど、終わってからDMで「ネタを見て、生きようと思いました」って来たんです。だからそれだけで良かったですね。誰かの命を救えたんちゃうかって。

昨年大会の敗者復活の後に来たDMを振りかえり「大げさに言えば…命を救えたということですから」と笑顔を見せる山下ギャンブルゴリラ

べーやん:だけど僕は、そんな山下さんの健康状態が心配ですよ。だって体重が増え続けているじゃないですか。ジムへ行って筋トレもやってますよね?

山下:今まで夏になったら勝手に痩せたりしてたんですけど、今年はずっと太ってますね。ありがたいことにお仕事も増え出して、ジムにも頻繁に行けなくなってしまって。だから健康状態は正直、僕はあまり良くないかもしれません。

■ ネタを書いたりしない。なんとなく喋ってから…(山下)

所属する「よしもと漫才劇場」にて、ネタ中の2人

──ただそんな2023年の準決勝と敗者復活戦を経て、2024年『M-1』はここまでしっかりウケている印象です。3回戦で披露された「小さいカバン」も爆笑でしたね。

山下:僕らってネタを作る過程を結構、サボっちゃうんです。ほかのコンビみたいにノートやパソコンでネタを書いたりしないし、なんとなく喋っていたら出来ていって、完成していないけどその日のライブでやって。それを録音して、そのあとちょこちょこ変えていく。「小さいカバン」もそんな感じで。

──いわゆる紙におこしたり、台本として作ってとかではないんですね。ネタ作りも豪快ですね・・・!

べーやん:あんま大きい声では言えないですけど(笑)。やりやすいというか、慣れですね。「小さいカバン」って、ホンマに僕が「たしかにそういうカバンがあったら便利かもな」と思っていて。山下さんは「そんなんいらん」という理由を話してくれるけど、僕にはなんも響かないんです。普段の自分たちの雰囲気がそのまま出てるいるネタかもしれませんね。

山下:そもそもあのネタって、「森ノ宮(よしもと漫才劇場)」でのライブのとき、20世紀のしげがスーツケースと小さいカバンを持って楽屋に入ってきた姿を見て思いついたんです。「そのカバンになにを入れてんの」ってくらい小さくて、「キモッ!」と思ったんです。それでその話をネタとして作って、その日にやりました。「小さいカバンってなんやねん」という気持ちで。

「ちょっと発表を遅らそうか、って1回寝かせて…」と2024年、突如結婚&第2子誕生を発表したべーやん
「バイトにまだ籍は置いています。1回ちょっとでも失言とかしたら終わりですから…いつ失言はあるか分かりませんから…」と、意外にも心配性の山下ギャンブルゴリラに「なんで失言する定やねん!」とべーやんがツッコむ一幕も

──あのネタでは、小さいカバンは不要派の山下さんと、必要派のべーやんさんが意見をぶつけ合います。で、山下さんは「(話を)なんも聞いてないの? さっきから」とべーやんさんに呆れる。この台詞って、豪快キャプテンのほとんどのネタの根底にあるテーマですよね。

山下:ネタには、実際にべーやんがやりそうなことや言いそうなことがたくさんあります。そもそもベーやんは普段でも僕の話はなにも響かない。昔はいろいろ注意とかしてたんですよ。もともと遅刻が多いし、劇場の入り時間も出番ギリギリなので「間に合うかどうか心配やから、あと5分でも早く来てくれへんか」て。でも全然直らない。彼はなにも覚えてない、なにも響かない、声が届かない。

べーやん:ちゃんと響いてますよ!山下さんってめっちゃ大人な考えを持っているから、いつも「そうか、そういう風に思ってはるんか」と納得することがたくさんあります。じゃあ「なにを言ってくれたか」となると、覚えてないんですけど。

山下:もう、あれですね。こんなこと言うとあれですけど、育ちが悪かったんでしょうね・・・。

──ハハハ(笑)。そんな豪快キャプテンのお2人は、関西ではテレビ出演などが激増。今回の『M-1』をきっかけに全国でも活躍の幅が広がる気がします。

山下:とりあえず『M-1』では、「ウケたい」という気持ちだけですね。敗者復活から決勝へ行けたらもちろんいいですけど、それ以上にとにかくウケたい。

べーやん:僕は家族がいるんで、そのためにもなんとかがんばりたいです。ここで一矢報いて、バコーンと爪あとを残して、有終の美を飾りたいです。

山下:・・・どういうこと? 一矢って、そもそもなんのこと? 有終の美とか、今回がラストイヤーやったら分かるけど。あんまよう分からんけど、がんばります。

「べーやんって話を聞いてるっていうか、質問と違った答えをしたりするんです。そこがキモいですけど、それが良さやと思うんです。そこをネタに取り入れてという感じですね」(山下)「子育て!?」(べーやん)

豪快キャプテンが出場する『M-1グランプリ2024』敗者復活戦の模様は12月22日・昼3時より、ABCテレビ・テレビ朝日系列24局で放送される。

また2人の所属する「よしもと漫才劇場」は10周年を迎え、12月31日の大晦日には10時間に及ぶイベントを実施。今年は 「年越しカウントダウン」も5年ぶりに開催される(オンラインチケット発売中)。

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