話題の「オーケー」関西1号店、その後…品切れた人気商品は?

21時間前

オーケー高井田店の外観

(写真11枚)

11月26日、関西1号店を高井田(東大阪市)にオープンした、関東を中心に156店舗を出店するディスカウントスーパー「オーケー」(代表:二宮 涼太郎)。続けて兵庫1号店となる「オーケー西宮北口店」が2025年1月23日に開業予定で、平行して兵庫県尼崎市、神戸市垂水区の土地の取得が報道されるなど、関西での注目度は引き続き非常に高い。

「オーケー高井田店」オープン初日は開店前から入店待ちで約300人の列ができ、駐車場待ちにより周囲に渋滞が発生。1番先頭の来店客は朝5時頃から並び始め、開店予定時刻を繰り上げての開店するなど多少の混乱があったようだが、その後の状況はどうだろうか?

オープン日は野菜や魚、肉などの売り場は特に混雑。カートに大量の商品を入れる人の姿も

「お陰様でオープン後も、手応えのある売上規模で推移しています。開店後一定期間が経ち、導入した商品の動きの良しあしが明確になってきていますので、引き続きお客様のお買物の傾向や取扱いのご要望に沿った売場を造れるように努力してまいります」と広報担当者は話す。

◆オープン後、実際売れている商品はどれ? 担当者に聞いた

毎日価格が安い「エブリデーロープライス(EDLP)」を掲げる同店が注力している部門のひとつが「惣菜・ベーカリー」。特に「ロースかつ重」(299円)、「ビビンバ丼」(307円)、直径約30センチの「チェリートマトのマルゲリータピザ」(498円)ほか各種「ピザ」がよく売れているそう。高井田店開店に際して新規開発した「デラックスモダン焼き」(399円)は1枚ずつ鉄板で焼き上げているが、好評のため当初の予定から製造数を増やして対応中だ(いずれも税抜金額)。

ロースかつ重(299円・税抜)筆者も実食したがカツも米もボリューム満点、コスパが良い
製造数を増やして対応、「デラックスモダン焼」(399円・税抜)

また、人気過ぎて品切れ状態になった商品も。オリジナル商品の「オーケーオリジナル カルビーポテトチップス」(1袋149円)だ。こちらは大好評につき12月16日時点で品切れ状態に。近日中に再入荷のを予定しているとのことだが、フレーバーが「シーソルト」「コンソメ」「バター」「やきのりしお」の4種で、カラフルでおしゃれなパッケージが購入意欲をそそるのが良くわかる。

品切れが発生するほど人気はオリジナル商品の「ポテトチップス」

さらに精肉部門では、食文化の違いを反映し、関東の店舗に比べ、高井田店は牛肉の構成比が高く推移しているそう。特に肉質等級A4・A5の黒毛和牛は消費者からの評価が高いとのこと。売り場のPOPでも黒毛和牛の「一頭単位買い付け」で高級焼き肉店と同等の希少部位も、安価で販売していることをアピールしている。

肉の商品構成に自信を見せる「オーケー」

2021年に関西進出を目指し「関西スーパーマーケット」(現「関西フードマーケット」伊丹市)の買収を図るも、断念した同社。ついに念願の自力出店を叶えた関西1号店で、関西ならではの商品構成を「絶賛勉強中」の状況のようだ。「関西向け商品開発を強化」を二宮社長が力強く宣言しているので、今後どのような商品が登場するか注目したい。

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