「リアルに伝わってくる」東日本大震災が発生、新たな視点の描写

23時間前

『おむすび』第73回より、歩を心配する結たち。写真左から、結(橋本環奈)、愛子(麻生久美子)、聖人(北村有起哉)(C)NHK

(写真4枚)

平成生まれのヒロイン・米田結(橋本環奈)がギャルマインドを胸に奮闘する連続テレビ小説『おむすび』(NHK朝ドラ)。1月15日放送の第73回では、東日本大震災が発生し、かつて神戸で震災を経験した結たちはそれぞれができることを模索する。

テレビで東日本大震災が起きたことを知った結(橋本環奈)たち。ニュースでその映像を見た結の姉・歩(仲里依紗)は、呼吸が荒くなってしまう。なんとか帰宅してきた歩は、結に正直な思いを吐露する。

それぞれが「できることはないか」と模索するなか、結のもとに専門学校時代の友人・カスミン(平祐奈)がやってくる。「支援栄養士」として東北に赴いたカスミンは、被災地での現状を結に話すのだった。

今回の放送では、結の友人・菜摘(田畑志真)がボランティアとして東北に向かい、ヘアサロンを営む父・聖人(北村有起哉)が被災地の理容師たちに商売道具を送ろうとするなど、かつて阪神淡路大震災を経験した立場として各々が動きはじめるシーンがあった。

また、「なにかしたい」ともどかしい思いを抱く結に対し、歩が「結が今やることは、花をしっかり育てることだよ」と話すシーンもあり、SNS上では「スーパーマンみたいな人が一人で何とかする! みたいな事は無理なんだよね」「カスミンが淡々と現場の様子を語ることでリアルに伝わってくる」など、その描写に注目が集まっていた。

放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。1月16日放送の第74回では、歩が靴職人のナベさん(緒形直人)を心配し店に駆けつける。

文/つちだ四郎

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