USJで参加型推理ショー、東野圭吾作品の世界に浸れる120分

17時間前

東野圭吾原作『マスカレード』シリーズ「狙われた仮面舞踏会」の様子

(写真10枚)

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)の期間限定イベント『ユニバーサル・クールジャパン 2025』で、東野圭吾原作の小説『仮面舞踏会』シリーズのライブショーが1月24日からスタートした。

今年で10周年を迎える『ユニバーサル・クールジャパン』。アニバーサリーイヤーを飾る第1弾プログラムでは、東野圭吾原作の小説で映画化も果たした『マスカレード』シリーズの参加型ショーが実施される。

ピーコック・シアターが「ホテル・コルテシア」仕様に

舞台は同シリーズに登場する「ホテル・コルテシア」。招待客たちがマーダーミステリーイベント「マスカレード・パーティ」を楽しんでいたところ、スクリーンに不穏な映像が投影され、さらに殺害予告の存在も明らかに。そこで原作でもおなじみのフロントクローク・山岸と優秀な刑事・新田とともに謎を解き明かす・・・というストーリーとなっている。

東野圭吾原作『マスカレード』シリーズ「狙われた仮面舞踏会」の様子

異なるストーリーを楽しめるマルチエンディング

USJでは珍しい小説をテーマにしたプログラムかつ『ホテル・アルバート』以来のイマ―シブ・ショーということもあり、やはり内容が気になるところ。まず会場に到着するとパーティに参加するための「仮面」を手渡され、一気にテンションが高まる。

豪華なパーティ会場風のフロアにわくわくしながら着席すると、ほどなくして事件が発生。ここからは新田の呼びかけで謎解きパートがスタートするのだが、キャスト陣の熱演や随所に挟み込まれる演出のおかげで、本当に事件に巻き込まれているかのような緊張感が味わえる。

東野圭吾原作『マスカレード』シリーズ「狙われた仮面舞踏会」の様子。宴の途中で…

さらに、新田たちに協力する形で容疑者を推理したり、浮上した容疑者候補の中から怪しい者を投票したり、時には新田から指名され自身の推理を発表したりと、同シリーズやミステリーファンにとってはたまらない時間を過ごすことができる。

また、ユニバーサル・クールジャパンのプロジェクトディレクターをつとめる御園研策氏が「東野先生作品ならではの、容疑者に裏に秘められた思いや背景にも触れてもらえれば」と語るだけあり、重厚なストーリーにも注目だ。

東野圭吾原作『マスカレード』シリーズ「狙われた仮面舞踏会」で聞き取りをする参加者

また、今回のショー最大の特徴は「マルチエンディング」だろう。容疑者候補の投票結果によってエンディングが変わり、真犯人が分からず事件が幕を下ろすことも。筆者が参加した回でも衝撃的なエンディングを迎え、会場内にはどよめきとともに笑い声が起こるほどだった。

東野圭吾原作『マスカレード』シリーズ「狙われた仮面舞踏会」のブッフェ

プログラムは前半のショーが70分、後半のビュッフェが50分の二部構成となっており、ショーのあとに感想戦を交えつつビュッフェに舌鼓を打つ、盛りだくさんな内容となっている。同卓のメンバーと協力する形なので1人でも参加できるうえ、ショーを通して交流も楽しめそうだ。

東野圭吾原作『マスカレード』シリーズ「狙われた仮面舞踏会」は「ピーコック・シアター」にて6月30日まで開催される。料金は8500円(ビュッフェ・仮面込み)。

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