松重豊、「孤独のグルメ」井之頭五郎と同化? 胃袋の変化明かす

12時間前

『劇映画 孤独のグルメ』で主演&初監督を務めた松重豊(1月24日・大阪市内)

(写真6枚)

俳優・松重豊が主演&初監督&脚本を務めた映画『劇映画 孤独のグルメ』の舞台挨拶が1月24日、大阪市内でおこなわれ、松重が長年にわたって演じる主人公・井之頭五郎とまさかの「同化」を明かした。

ハードボイルド・グルメ漫画『孤独のグルメ』。深夜にひっそりと実写ドラマの放送がスタートするや、食欲をそそる料理と松重演じる井之頭の大胆な「食べっぷり」や「心の声」に多くの共感が生まれ、シーズン10までシリーズを重ねる大ヒット作に。今回の劇場版では、井之頭が究極のスープを求めて世界を巡る姿を描く。

舞台挨拶でも「腹が……減った。」

上映後、大きな拍手で迎え入れられた松重。この日は集まった観客の質問に松重た答えるというスタイルとなっており、「味覚が変わった瞬間は?」との問いには、自身が禁煙したことを明かしつつ「井之頭五郎も最初のシーズンはタバコを吸ってたんですけど、時代がこの十数年で大きく変わってタバコをやめて。それとシーズンの途中から自身でお酒もやめたので(井之頭は酒を飲まない)、だんだん同化していって」と明かすと、客席からは笑いが。

撮影中もスタッフが驚くほど食べるといい、「だから味覚が変わったというより、『胃袋が変わった』という感じ。いろんなところで『年取ったから食べられなくなったんじゃないか』って言われますけど、逆です。最近びっくりするくらい食べられるんで、どうしようかと考えています」と明かした。

また、「ドラマが大好きで、いつもすごくおいしそうに食べられているんですけども、気を使われていることは?」との問いには「一番分かりやすいのは・・・それまで食べない、ということですよね。収録の日は前の日からセーブしてますし、大体(撮影で)食べ始めるのが昼の2時とか3時。なのでめちゃくちゃお腹がすいているんですよ」と返答。

撮影中に店側から「本当はこれを食べてほしかったんですけど」などと言われることもよくあるといい、「『じゃあ追加で頼みましょうか。一人前が多いんで、ハーフでも対応できますか?』みたいに話ながら、どんどんメニューを増やしていくんです」と、制作の裏側を明かす一幕も。

質問に答える松重

続けて「この番組は本当にお店の方とのやりとりがあって、一生懸命作ってきたので。スタッフの努力あってなんですけども、これまでお店から苦情が来たことが一度もないんです。コロナもあって飲食店が大変なときに、この作品を通じて飲食店に対してのエールを僕らから伝えられたらというか・・・そういう気持ちを込めて、僕は食べるだけなんですけど」と、力強く語った。

質問した観客には、劇中にも出てきた井之頭の名刺にサインを入れてプレゼント

最後に松重は、「これからも『孤独のグルメ』をみなさんで見守り続けて頂けたらと思います。本当にありがとうございました」と、観客に語りかけた。映画『劇映画 孤独のグルメ』は全国の映画館で上映中。

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