中川大輔「グイグイ行きたいタイプ」、主演舞台で良きバディっぷり

2025.1.28 19:30

左から中川大輔、牧島輝(1月28日・大阪市内)

(写真7枚)

『仮面ライダーゼロワン』の仮面ライダー迅役で知られ、さまざまなドラマや映画に出演する俳優・中川大輔が主演、2.5次元の舞台で人気を博す牧島輝がそのバディを務める舞台『きたやじ オン・ザ・ロード~いざ、出立!! 篇~』。1月28日にその会見が大阪市内でおこなわれ、早くも良きバディぶりを見せた。

数多くのオマージュ作品を生んできた、江戸時代の娯楽小説『東海道中膝栗毛』を元に、旅役者の喜多八&ケンカ好きの弥次郎兵衛の2人が、お伊勢参り向かう道中を描くロードムービー風の舞台。奇妙な旅の道連れに出会ったり、宿場町でのいさかいに巻き込まれていく様を、歌もダンスもアクションもたっぷりに描いていく。

中川は「演出のウォーリー木下さんの『東京2020パラリンピック』(開会式)の映像を見て、すごく楽しみにしていました。今稽古をしていますけど、人の動きだけでダイナミックな舞台を立ち上げていて、お客さん側から観てみたい」とコメント。

中川大輔(1月28日・大阪市内)

演じる喜多八については「少年漫画の主人公みたいな、単純で気持ちのいい役。旅役者というのも、役者の僕と共通している部分もあり、演じながら『同じような気持ちだなあと』と思うことがあります」と楽しんでいるようだ。

対する牧島は、弥次郎兵衛について「お酒とお尻が好きな男」と笑いながらも「勢いで行っちゃう喜多さんを、冷静に見てサポートをする役割。気持ちの良い人だけど、生きる理由を探していたり、迷っている部分もあります」と分析。中川とは、2人とも絵が趣味ということで、稽古前から一緒に作品を作ったそう。

牧島輝(1月28日・大阪市内)

そして「1つ同じ作品を作ると、距離が縮まる感じがしました。このまま友達になりたいです(笑)」と、良い関係を築いていることをうかがわせた。

とはいえ「この2人で、きたやじのように旅をしたらどうなりそうですか?」という質問には、牧島は「10回以上はケンカします」と即答。「僕が相当ゴネると思う。『歩きたくない』と言ったり、寄りたいお店に寄ってくれなかったら切れますね」と告げると、中川も「僕はグイグイと行程どおりに行きたいタイプなので、それで不機嫌になっちゃうかも」と返答。笑顔で本音を交わす姿が、息のあった楽しい舞台になることを予感させた。

左から中川大輔、牧島輝(1月28日・大阪市内)

中川と牧島以外には、浅川梨奈、尾上寛之、和田雅成などが出演。脚本は「温泉ドラゴン」のシライケイタが担当する。3月の東京公演を経て、大阪公演は3月21日~23日に「SkyシアターMBS」(大阪市北区)にて。チケットはS席1万2800円、A席9300円、22歳以下2500円で、現在発売中。

取材・文・写真/吉永美和子

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