15年ぶり…京都に再進出するホテル「地元からの愛を実感」

4時間前

「ホリデイ・イン京都五条」

(写真10枚)

1973年に京都・高野に日本初進出を果たしたホテル「ホリデイ・イン京都」(運営:IHG ホテルズ&リゾーツ)。同ホテルがリブランディングし、15年ぶりに京都へ再進出。「ホリデイ・イン京都五条」(京都市下京区)として1月29日に開業した。

◾️郊外から街中へ。再進出でのリブランディング

窓から京都タワーが見えるスタンダードスーパーキングルーム(高層階)1泊1部屋2万円〜

かつてファミリー層や修学旅行生などの宿泊者も多かったという「ホリデイ・イン京都」。単なる宿泊施設ではなく、アイススケート場やボウリング場などが併設され、観光客だけでなく地元民からも愛されてきたが、2010年に同ホテルブランドとしての営業を終了した。

再来の地となったのは、五条通り沿いの「アランヴェールホテル京都」(2020年に閉業)跡地。京都駅や烏丸など京都市内中心部に近い五条通沿いの好立地で、全183室、一人旅や家族旅行、さらにはビジネス利用など、幅広く活用できるようカジュアルで使いやすいホテルへとリブランドされている。

夜の京都タワーが窓から…

建物は環境への配慮などの観点からあえて建て替えはおこなわずに、フルリノベーションすることで同ホテルらしさを演出。内装やインテリアは淡いグレーを基調に落ち着いた雰囲気で統一されているのが特徴だ。

同ホテルの担当者は、「ホリデイブランドは親しみやすくも新しさも感じるカジュアルなホテルです。デスクは長方形ではなく丸型を採用したり、ソファを置いたり、心地よさや安心感のあるデザインで、ビジネスでもレジャーでも利用いただけます」とコメント。

それぞれ1泊、シングルルーム(9000円〜)、スタンダードツイン(1万5000円〜/最大2名まで)、スイートルーム(3万3000円〜/最大4名まで)と、比較的リーズナブルな価格で宿泊できるのも魅力のひとつだ。南側の高層階からは、京都タワーも望める。

スイートルーム1泊1部屋3万3000円〜、後ろにはベッドルーム
スイートルーム1泊1部屋3万3000円〜

◾️「京都のみなさんに非常に愛されていた」

館内の至る所に「京都らしさ」感じるアートが

同ホテルの再進出のニュースを聞いた京都の人たちからの「ホリデイ・イン懐かしい!」「結婚式に行ったなぁ」「ボウリングとかスケートをしに出かけていた」という思い出の言葉を受け、1階には地元の人たちも気軽に利用できるカフェ「BOND Cafe & Bar」が登場。

コーヒーや紅茶、ワインや日本酒などのドリンクをはじめ、サンドイッチやスイーツなどの軽食と共に同ホテルでくつろぎのひとときを過ごすことができる。そのほかにも、2階にあるレストラン「BOND」では予約すれば宿泊をしていなくても朝食ビュッフェが利用できる。

朝食会場となる「BOND」(2階)
朝食会場となる「BOND」には多国籍な料理がズラリと並ぶ

同ホテルの総支配人・ツォルバ・ルノー氏は、「アメリカ以外の場所にホリデイ・インができたのは、京都が初めてでした。その場所に今回、帰って来られてうれしい。京都のみなさんの声を聞くと、非常に愛されていたことが感じられます。これから、みなさまに長く愛されるホテルとして頑張りたい」と意気込んだ。

「ホリデイ・イン京都五条」は1泊1部屋9000円〜。場所は地下鉄「五条駅」から徒歩約3分。

取材・文・写真/野村真帆

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