宝塚宙組トップ芹香斗亜の退団公演千秋楽、注目ポイントは?

2025.1.31 21:00

ポスタービジュアルも「最高のビジュ!」と公開当初からSNSでも大評判に

(写真1枚)

「宝塚歌劇団」宙組トップスター・芹香斗亜の退団公演「宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』」、「ジャズ・スラップスティック『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』」が2月2日、「宝塚大劇場」(兵庫県宝塚市)での千秋楽を迎える。

その模様は、全国の映画館にてライブ中継、動画配信サービス『タカラヅカ・オン・デマンド』でライブ配信される。現地で観劇予定の人はもちろん、ライブ中継、ライブ配信が気になるという方のために、本公演の見どころ、注目ポイントを紹介する。

◆「源氏物語」に「新選組」…「宝塚の日本物」のオールタイムベスト

日本物レビュー『宝塚110年の恋のうた』は、事前にファンに「歌って欲しい恋のうた」を公募するなどし、過去の名曲を歌い継ぐ「宝塚の日本物」のオールタイムベスト的な公演。『新源氏物語』の『恋の曼荼羅』からスタートし、いろいろな形で上演されてきた「新選組」、比較的新しいところでは『龍の宮物語』や『星逢一夜』なども再現し、ラストの『花吹雪 恋吹雪』まで華やかな場面が続く。

百人一首を撰者といわれる歌人・藤原定家を芹香斗亜が演じ、トップ娘役・春乃さくら演じる式子内親王との恋物語を軸にした華やかなショーの中で異彩を放つのは、ファンから募った「恋のうた」を曲替わりで紹介する「歌うま神社」の場面。

その日ソロやデュエットでナンバーを歌う歌手を専科・京三紗演じる和歌の神様・衣通姫が発表するサプライズ演出があり、新たな歌手と楽曲が発表されると、客席からどよめきが起こることも。SNS上でも「空輝紫夕くんソロ、研2でこの完成度はすごい」「あかねさす紫の花、嵐之真! めっちゃくちゃ上手い」「下級生も上級生も全員『ちゃん付け』っぽいのがいい」「歌うま神社全ターンを円盤にいれてください」など、連日盛り上がりをみせている。

◆ 小粋なコメディと、「大優勝!」とファン悶絶のフィナーレ

同時上演される『Razzle Dazzle』は、1950年代のロサンゼルスが舞台。芹香演じる「ハリウッド一裕福な孤児」レイモンドが、桜木みなと演じる映画スター・トニーと賭けで「偽りの愛」を得ようと奔走するが、映画に出ることを夢見て田舎町からやって来た春乃演じるドロシーや、映画撮影所で働く仲間たちと出会い「真実の愛」に気付くまでを描くハートフルコメディ。

本作品では大作映画「バビロンの落日」を撮影するシーンが特に豪華。「奴隷役のエキストラ」になりきる芹香のチャーミングな演技はもちろん、瑠風輝演じるお騒がせ女優・シャーリーンの堂々とした姿、そしてハリウッドで働く名もなきエキストラたちのダンス、映画スタッフたちの毎日変わるアドリブなど、全出演者がのびのび役を全うしていて見どころの嵐、目が足りないほど忙しい。このあたりがどこまでライブ中継に映るかも楽しみなところだ。

また、男役・芹香斗亜の最後の舞台にふさわしいスタイリッシュなフィナーレにも注目だ。お芝居の最後にあるフィナーレシーンは悶絶するファンが続出。「KAORIalive先生振付のフィナーレ大優勝!カッコイイが祭り状態で目と脳が追いつきません」「娘役に囲まれるキキちゃんのはべらかし力高すぎる」「歌唱指導のずんもえカップル良すぎるだろぉー美声が心地良すぎてとろけます」などSNS上にフィナーレが刺ささりまくったファンたちの感想が多数あがり、好評を博している。

◆ 本編の最後には、サヨナラショーと退団者挨拶も

そして本公演は、前楽、千秋楽には宙組トップスター・芹香斗亜の「サヨナラショー」が約30分間の開催される。宝塚大劇場のラストステージで、過去作の中からどの公演のどの楽曲が選ばれ、どのような構成のショーが観られるかに期待が高まる。気になる内容は、芹香と同時に退団する水音志保、葵祐稀の3名の大劇場最後の挨拶とあわせて、千秋楽のライブ中継、ライブ配信で確認しよう。

宝塚大劇場公演「宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』」、「ジャズ・スラップスティック『Razzle Dazzle』の映画館でのライブ中継(サヨナラショーあり/来場者特典付き)は2月2日・13:00から。5200円(全席指定/税込)。開催される映画館は公式サイトで確認を。

ライブ配信は『Rakuten TV』『U-NEXT』『Lemino』にて同日時で配信。視聴料は4000円(税込)。詳細は公式サイトで確認を。

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