イトーヨーカドー「ハトグッズ」に反響、若者から「エモい」の声も

6時間前

総合スーパー「イトーヨーカドー」のオリジナルグッズが話題!

(写真4枚)

総合スーパー「イトーヨーカ堂」(取締役社長:山本哲也)が手がける個性的なグッズがSNSで注目を集めている。

2025年2月までに34店舗が営業終了し、全国92店舗に縮小される見込みの「イトーヨーカドー」。

そんななかX(旧Twitter)では「赤株(@akasuri182)」さんによる「イトーヨーカドー・・・正気か?」という投稿が話題に。そこには同社のロゴマークが大きくデザインされたとあるグッズが写っており「これは欲しい!」「誰が買うの?」「ある意味では後にプレミア化する可能性も・・・」など約1000件に及ぶコメントと8.3万件のいいねが集まった。

同社のロゴと言えば、「白=誠実、青=清潔、赤=情熱」をイメージしたハトのマークでおなじみ。店頭や公式サイトではこれをモチーフにした食品や雑貨などのアイテムが多数発売されているのだが、一体どんな人に需要があるのか? 開発経緯やニーズが気になったので開発担当者に話を訊いた。

■ 営業終了店舗で反響、若者からは「エモい」の声も

イトーヨーカドー「ハトロゴ大 A4トートバッグ」(1480円)

──ハトがデザインされた商品はいつ頃から販売されているのでしょうか?

2020年に『イトーヨーカドー100周年謝恩祭』の企画として、弊社をより身近に感じていただきたいという想いからハトロゴモチーフをプリントした肌着を販売したのが始まりです。

その後、2024年までは「イトーヨーカドーの日」(8月10日・ハト)限定でさまざまなハトグッズを販売していましたが、同年営業終了した弘前店でお客さまよりご好評を頂いたことがきっかけで、2025年1月から常設販売となりました。

──閉店を機に、思い出の品として買われる方が多いのですね。

そうですね。ほかにも、レトロブームの影響で中高校生に「エモい」グッズとして認知されているようです。当店でしか販売していない「ハト」デザインですので、今後もご来店のきっかけに繋げられるよう、面白い・話題になるようなグッズを発売していきたいです。

■ 「とにかく大きいデザインに」ニッチな商品がまさかのヒット

イトーヨーカドー「光る(特大)ハトロゴスタンド」(2万3980円)

──若い方からも注目されているのですね! さまざまなアイテムがありますが、人気商品は?

売れ筋のタオルやトートバッグは、いくつかデザインがあるなかで大きなハトがプリントされたものが1番人気です。売上金額としましては、今回SNSで注目頂きましたスタンド照明「光る(特大)ハトロゴスタンド」(2万3980円)が良く売れております。

──Xでもコメントがありましたが、「光る(特大)ハトロゴスタンド」はなかなかニッチな商品ですよね。なぜ商品化されたのでしょうか?

店舗での常設展開をスタートするにあたり、目立つシンボルのような商品を作りたいなと。初めはレトロ感のあるネオン管で考えていたのですが、コストが合わず光る看板に変更しました。「とにかく大きく、ゴンドラの幅いっぱいを使うようなデザインにしたい」とイトーヨーカドーカプセルトイからお世話になっている「アサヒ印刷」様に相談し、アクリル加工の技術を使ってなんとか商品化できました。

土台を2重構造にして耐久性を高めたり、間接照明の様な光が照らされる様にできたので、とても高級感のある仕上がりになったと思います。当初は売れ残りの不安もありましたが、SNSで話題になると店頭でも売れ始め、うれしく感じております。

「ハトグッズ」はほかにも、ポスターやインテリアライトなどのアイテムが発売されている(取り扱いのない店舗もあるので事前に確認を ※通販サイトは4月中旬頃までリニューアルのため現在注文受付を停止中)。

取材・文/緑川翠
画像提供/セブン&アイ・ホールディングス、赤株(@akasuri182)

インパクト抜群の特大ロゴスタンド。ロゴに沿って光るよう溝を切るなど工夫されており、間接照明の様な光が照らされる
  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本