「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第6回・鱗剥がれた『節用集』

2時間前

『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第6回より。ある本を片手に持つ蔦重(横浜流星)(C)NHK

(写真4枚)

俳優・横浜流星が主演を務め、吉原の貸本屋から「江戸の出版王」に成り上がった蔦重こと蔦屋重三郎の生涯を描く大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)。「鱗剥がれた『節用集』」と題する第6回(2月9日放送)では、地本問屋の主人・鱗形屋と新たな青本を作り始めた蔦重が、『節用集』という字引の偽板が出回っているという話を聞き、ある疑念を抱く。

地本問屋・鱗形屋抱えの改(あらため)となった蔦重(横浜流星)は、吉原の案内本『吉原細見』だけでなく、挿絵入りの娯楽本である青本を作ろうと思いつく。鱗形屋の主人・孫兵衛(片岡愛之助)とともに新たな青本を作る計画を始めた蔦重は、売れる本を作ろうと知恵を絞り合う。

そんななか、書物問屋・須原屋の主人・市兵衛(里見浩太朗)から『節用集』という字引の偽板(出版物を無断で複製し、出版した海賊版のようなもの)が出回っていると聞き、蔦重のなかにある疑念が生じる。

一方、江戸城内では、老中首座・松平武元(石坂浩二)が莫大な費用がかかる「日光社参(徳川家、旗本、諸大名が連なっておこなう将軍家の墓参り)」を提案する。 老中・田沼意次(渡辺謙)は、予算の無駄遣いを理由に、江戸幕府10代将軍・徳川家治(眞島秀和)に中止を訴えるが・・・。

本作は、文化の花開く天下泰平の世となった江戸を舞台に、喜多川歌麿や葛飾北斎といった数々の浮世絵師・作家の才能を見出し、世に送り出した稀代の出版人・蔦屋重三郎の波瀾万丈な生涯が描かれていく。放送は、NHK総合で毎週日曜・夜8時から、NHKBSは夕方6時から、BSP4Kでは昼12時15分からスタート。

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