大阪府&市が注力「文化・芸術」の発信、歌舞伎の特別公演がスタート

2025.2.3 07:15

夜の部「節分豆まき」左より、中村寿治郎、市川中車、中村獅童、中村鴈治郎、中村扇雀、中村壱太郎

(写真3枚)

大阪府と大阪市が共同となって力を入れる「文化・芸術」のうちひとつとして取り上げる「歌舞伎」。その特別公演として、円熟のベテランから期待の若手まで、上方(関西)歌舞伎の俳優たちが大挙出演する『立春歌舞伎特別公演』が「大阪松竹座」(大阪市中央区)にて2月1日よりスタート。翌日2日の節分の日には、終演後に「節分豆まき」がおこなわれた。

大阪府&大阪市などが、大阪の文化の魅力を国内外に発信するために立ち上げた『大阪国際文化芸術プロジェクト』の活動の一環としてはじまり、今回が4回目となる公演。上方ゆかりの演目をさまざまな趣向を凝らし、「大阪松竹座」にて2月16日まで上演される。

「立春歌舞伎特別公演」節分豆まき(夜の部)

2日の昼の部終演後には、中村鴈治郎、市川中車、中村虎之介、市川笑三郎、市川青虎が役の扮装のまま舞台に登場。鴈治郎から「本日はご来場いただきありがとうございます。劇場には⿁はおりませんので、福は内だけの掛け声をみなさまとご一緒にさせていただきたいと思います」と挨拶し、鳴物がかかるなか、舞台や花道から客席に向かって豆を撒いた。

昼の部「節分豆まき」左より、中村鴈治郎、市川中車

夜の部終演後には、中村鴈治郎、中村扇雀、中村獅童、市川中車、中村壱太郎、中村虎之介、市川團子、中村亀鶴、上村吉弥、中村寿治郎、市川青虎、澤村精四郎が役の扮装で、市川笑也、市川笑三郎は紋付姿で登場。総勢14名が舞台上から花道まで並び、迫力のある豆まきとなった。

『立春歌舞伎特別公演』は「大阪松竹座」にて2月16日まで上演される。

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