大阪城「梅林」、今年の見頃は1カ月ほど遅れる見込み

2025.2.11 17:50

「大阪城 梅林」の様子(2025年2月11日撮影)

(写真6枚)

早くも2月中旬。例年であればこの時期には「梅林」が見頃を迎えているが、関西屈指の梅スポット「大阪城公園」(大阪市中央区)によると今年は大幅に遅れるようだ。

桜と異なり、品種によって満開が異なる梅は3つの観賞方法がある。早咲き品種の花を探して楽しむ「探梅(たんばい)」、咲き誇った中咲き品種を鑑賞する「賞梅(しょうばい)」、遅咲き品種で見送る「送梅(そうばい)」と、タイミングによって3回楽しむことができる。

一般的に「見頃」といえば中咲きの満開時期(2月中旬〜末頃)を指すが、今シーズンの開花状況ついて同園植栽担当の菅野浩一さんに伺うと「昨夏の暑さや11月・12月の気温の高さが影響し、例年に比べ1カ月ほど遅れるかもしれない」とのこと。

昨年同時期の「大阪城 梅林」の様子(2024年2月12日撮影)

11日に訪れてみると、所々色づき始めてはいるが見頃はまだまだの様子。一足早く花を咲かせた早咲き品種の「寒紅」「冬至梅」を撮影していた大阪市内の70代夫婦は「毎年この時期に来るんですが今年はまだですね」と話した。

早咲きの「寒紅」「冬至梅」の撮影を楽しむ人々(2025年2月11日・大阪城 梅林)


1974年に開園した「大阪城 梅林」は、105品種・1245本もの梅を楽しめる関西の名所のひとつ。紅白や薄いピンクのほか、同じ花でも2色に色づく「咲き分け」をしたものなど、多様な品種を鑑賞できる。

大阪城公式サイト内の「梅林2025」特設ページには随時「梅林の開花状況」が更新されているので、お出かけ前にご確認を。

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