開催まで約2カ月…「大阪・関西万博」、現地で何が食べられる?

5時間前

「スシロー未来型万博店」外観

(写真3枚)

開催まで約2カ月となった『大阪・関西万博』(4月13日開幕)。パビリオンやイベントなどの詳細が明らかになっていくなか、現地でいただける「フード」に関する発表会が2月4日、大阪市内にておこなわれた。

万博では、「くら寿司」や「サントリー」、「スシロー」など、会場全体で約100店(内70が国内、そのほか期間限定で入れ替えを含む)の飲食店が出店。多くの来場者の食事需要に答えるべく、フードコート、ファーストフード、カフェ、レストラン、ラウンジ&ダイニング(予約可能な個室含む)、フードトラック(キッチンカー)など、幅広いスタイルで展開される。

「くら寿司」は全338席(6人席:54BOX、カウンター席:14席)、約135mの回転ベルトを設置した同社史上最大店舗を出店する。世界中から人やモノが集まる万博らしく、タイの焼き鳥「ガイヤーン」など、70か国・地域の代表的な料理を再現。世界各国の料理が、同社お馴染みの回転レーンをまわるという。

2月4日にお披露目された「くら寿司」の新メニューの一部

「サントリー」は「水と生きる」を基本コンセプトに、会場南西部の「ウォータープラザ」にてテーマの異なる3店舗を出店。カフェでは「サントリー天然水」で作るかき氷や万博仕様の「BOSS」など、同社お馴染みの製品を「万博バージョン」でラインナップするほか、3Dアートが施されたドリンクなども。

またサントリー×ダイキンによる、「高原」をイメージしたレストランもスタンバイ。国内各地の食材を用い、和食の繊細さをベースにした創作コース料理が提供される予定だという。そのほか、「近大マグロ」でおなじみの養殖魚専門のレストランも同エリアに登場する。

SUNTORY PARK CAFE 店舗イメージ(外観)

会場内北部に位置する「サスティナブルフードコート」では、『大阪のれんめぐり 〜食と祭EXPO〜』と題し、「大阪新世界元祖串かつだるま」「どうとんぼり神座」「たこ家道頓堀くくる」をはじめとした、食い倒れの街・大阪を代表する名店が12店と2週間ごとに店が変わるイベントスペースの計13店が集結。大阪の名物料理を振る舞う。

また、飲食店では唯一の個人店として、大阪・中津の「とんかつ 乃ぐち」が出店することが決定。2021年に創業し、元イタリアンシェフ野口典朗氏による完全予約制の店で、500席の予約が1分で完売する人気店だ。会場では寿司さながら、とんかつを一貫ずつ提供するといい、野口氏は「とんかつというジャンルが世界中で認められるキッカケになれたら。未来のある関西の食文化をみなさんに感じていただければ本望です」とコメントした。

「日本国際博覧会協会」の石毛博行事務総長は、「まさに世界と未来のグルメ旅行です。ファーストフードが人気となった前回の万博から約半世紀を経て、今回のキーワードのひとつは『SDGs』。未来の食の可能性をみなまに多く体感していただきたい」と思いを込めた。

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