サントリーが「ノンアル」に注力、万博でも限定カクテル販売へ

2025.2.6 18:30

「サントリー」のノンアル商品

(写真6枚)

飲料メーカー「サントリー」(本社:大阪市北区)が2月5日、「ノンアルコール飲料」強化に向けての会見を実施。人気商品「オールフリー」のリニューアルや新商品の発表、また開催が迫る『大阪・関西万博』でもノンアルコールのカクテルを提供する。

■ オールフリーが初の「サワー化」、新商品続々

近年世の中で高まってきている健康への関心などから、昨今「ノンアル飲料」の売上げが右肩上がりの同社。「お酒が持つ素晴らしい価値を、ノンアルコールでも実現したい」とアルコール0.00%の酒を開発し、2010年からビールテイスト飲料の発売をスタートさせている。

写真左から、ビール・RTD本部 ノンアル部長の福本匡志さん、代表取締役社長の鳥井信宏さん

2025年1月には新部署「ノンアル部」を新設。オールフリーは4月上旬に順次リニューアルし、同ブランドから新たにレモンピールエキスやオレンジピールエキスを使用した初のサワーテイスト「オールフリー クリア」を4月22日から全国で新たに発売する。

左から、「オールフリー クリア〈レモン&ライム〉」と「オールフリークリア〈ビターオレンジ〉」

さらに、ノンアルコール飲料「のんある酒場」も2月下旬からリニューアル。「レモンサワー」はよりレモンの果実感が引き立つ味わいに、「ハイボール」は爽快さと後味のキレはそのままに、カロリーゼロ&糖類ゼロを実現させた。

また同シリーズ拡大を目指し、「のんあるでワインの休日」を2月から4月にかけて期間限定で2種発売。「りんごの贅沢スパークリング」はフルーティな香りとシードルのような味わいに、もう一方の「白 レモンー搾り」は爽やかなレモンの香りとすっきりした飲み口となっている。

同社の代表取締役社長・鳥井信宏さんは「ノンアルを含めて、お酒を豊かに楽しむ。代替品のイメージではなく、ノンアルは楽しいものだと思っていただきたい。そしてお酒の文化を伝承し、みんなで盛り上げていきたい」とコメント。ノンアルコールの新商品は、2025年2月下旬から4月にかけて順に全国で発売される。

■ 万博会場だけで飲める「ノンアル」も?

また同社は、ノンアルコール飲料を積極的に選んでもらうことを目指した活動を強化していくことも言及。今年の4月13日から開催される『大阪・関西万博』に向けて、ノンアルコールカクテル「Forest Holiday(フォレストホリディ)」を開発した。

万博会場で販売される「Forest Holiday」

同商品は「ノンアルでワインの休日」に、エルダーフラワーシロップやローズマリー、スパイスなどを合わせたカクテルで、草木や花の香りが広がる爽やかな香りとキレのある味が特徴。万博会場南西部の「ウォータープラザ」内のサントリー×ダイキンによるレストラン「水空 SUIKUU」にて提供予定だ。

同社はレストランのほか、「SUNTORY PARK CAFE」と「近畿大学水産研究所」と、合計3つの飲食店を出店する。

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