ブッフェ55%オフになる人も? 大阪のホテル開業55周年

22時間前
(写真14枚)

2026年3月30日の宿泊をもって営業を終了することが発表された「千里阪急ホテル」(大阪府豊中市)。大阪万博が開催された1970年に開業し、3月1日に55周年を迎える。これを記念し「開業55周年記念フェア『千里の道も一歩から』」を各レストランにて開催。「1970」と「55」の数字にちなんだ特別プランが多数用意される。

オレンジのグラデーションカラーの屋根とアーチ型のエントランスが印象的な同ホテルは、倉敷の「アイビースクエア」などで知られる浦辺鎮太郎氏(浦辺設計)が設計。自然と調和することを意識したあたたかなレンガや曲線のデザインが特徴的で、開業するとおしゃれなリゾートホテルとして評判に。

その後55年が経ち、現在はレトロかわいいフォトスポットが多い結婚式会場としても人気で、大阪・北摂エリアの貴重なホテルとしての利用され、地元の人にも愛され続けてきた。

館内のアーチ状の窓にはアイビーのモチーフが

「実は2020年の50周年にも、さまざまな記念プランを計画していましたが、コロナ禍の自粛要請などで、なにもできませんでした。そんなこともあり、今回の55周年記念は約1年前から検討を重ねてフェア内容を決定しました。ちょうど今年『大阪・関西万博』の年に55周年を迎えるということで、盛り上げていきたいです」と、総支配人・橋本良晶さんは力を込める。

55周年で気合の入った「千里阪急ホテル」のスタッフたち

西館1階、カフェ&バイキング「シャガール」では、世界の調味料を使用したバイキング「世界のエッセンス」を開催。ホテルと同じ「1970年生まれ」の人は、指定日の5日間はバイキング料金が55%割引されるお得なプランも用意されている。

グラナパダーノチーズの中でシェフが目の前で仕上げてくれるクリームパスタは絶品

またホテルのある豊中市ではワニの化石が発見されていることから、2024年春からホテルのメニューとしてはめずらしい「ワニ肉」をディナー限定で提供している。3カ月毎にメニューは替わり、今回のプランでは「ワニ肉と野菜のチゲ鍋風」がスタンバイ。いただいてみるとクセのないやわらかな鶏肉のような肉質で、ピリ辛な味付けにぴったりだ。リピーターからは「今月のワニはなんですか?」と聞かれるほど、ワニ肉メニューは人気だそう。

「ワニ肉」をコチュジャンがきいた旨辛チゲ鍋風で(ディナー限定)

ほかにコラボ企画として発売から55年になる「アヲハタ55」のジャムを使用した「ビーフソテー レモンママレードソース」、「豚肉のロースト イチジクジャムソース」なども提供。シェフは「ジャムはお肉にもよく合うので作りやすかったです」と美味しさに自信を見せる。

豚肉のローストはイチジクジャムを添えて

「シャガール」の『Spring Collection〜世界のエッセンス〜』の料金は、平日大人ランチ3300円・ディナー3900円、土日祝大人ランチ3800円・ディナー4400円(ソフトドリンク付き・90分制。小学生・幼児料金あり)。

ステーキもライブキッチンで出来立てを

ほかに鉄板焼・フレンチ・和洋解析「ボナージュ」、中国料理「三楽」では、5種類の高級食材が楽しめるペアコース『五褒美』(2名55000円)を3月1日から5月31日まで用意。

中国料理「三楽」の5種類の高級食材が楽しめる55周年記念ペアコース『五褒美』

また、メインラウンジ「さくららうんじ」では「アヲハタ55」との「コラボアフタヌーンティー〜Aohata Spring Garden〜」(4500円)で8種類のジャムを使用したスイーツやセイボリーが楽しめる。こちらは3月1日から4月30日まで。

「アオハタ55」コラボアフタヌーンティー

さらに「北大阪急行電鉄」(大阪府豊中市)とコラボレーションした、1日限りの『ミッドナイトトンネルツアー』が5月15日の終電後に開催される。詳細は公式サイトにて。

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